2011年8月~慶尚南道5泊6日の旅 8月23日火曜日 その18
韓国の晋州冷麺はこの春移転して「ハヨノッ」に~
旨いのは冷麺だけではありませんでした!↑↑↑
この記事のつづきです。
ユク(肉)ジョンに大満足して、さてさてお目当ての晋州冷麺を食べるか…と、
私は思ってましたが「ユッケも食おうぜ~」と、亭主が言います。
もう1つの晋州の名物料理、晋州ピビンバにはユッケが盛られます。
もしかしたら晋州は、ユッケがイケテイルかも?しれないね~と、
ついつい食指が動き、生モノは海外では用心して控えていますが、
ユッケ(육회)を1つオーダーしてしまいました。まだ旅は始まったばかり…。
食当たりは恐い。でも食べたい。食当たりはツライ。でも食べよう~。
食あたりしたら困るな~なんて心配は、一口食べて忘れました。
ここで病院に運ばれても、後悔はしません。旨いです。
韓国で、そうそうユッケは食べていませんので、比較は出来ませんが、
あきらかにソウルの広蔵市場の有名店より、格段に旨いです。
細切りの梨と一緒に、箸でつまみます。(地元民は混ぜるようですが…)
生肉の旨さだけ口に広がります。この肉の甘さは、どこから来るのかしら~。
梨のフルーティーな甘さといい、肉の旨みといい、エロティックな食感といい、
癖になるわ~このユッケは!
とにかく肉の色が、日本のユッケともソウルのユッケとも、違いました。
箸で持ち上げると、パスタのような麺状にカットされているで、
ツルツルと喉を通っていきます。韓国の人の肉の扱いは、本当に奥が深い。
翌日食べた、晋州冷麺の有名店のユッケより、断然この店のユッケが
美味しく思いましたね。もしかしたらこの店、ピビンバも美味しい~かも?
葉っぱに乗せて、ニンニクのスライスも乗せて包んで食べてもGood!
日本ではこの10月、店でユッケを提供するには、厳しい制限がつきました。
ここ晋州では、こんな色のいい~ユッケが、たっぷり食べられます。
心配はしましたが、幸いにも、食当たりはしませんでした。
おそらく焼酎で消毒したからでしょう~。
日本でも酒飲みの風邪引きは、「アルコールで消毒」と言って飲みますが、
あながち、外れてはいないのでは、ないでしょうか。
馬山市の舞鶴(ムハク)製造のホワイトソジュ(화이트소주)で、
私たちは、お腹をアルコール消毒しておきました。気休め気休め…。
韓国の焼酎、ソジュ(소주)は、解放後の高度成長期、
穀物を発酵させて蒸留するという、伝統的な蒸留酒の製法を、国が禁じました。
物が不足していたこともありますが、漢江の奇跡を起こすには、
苦しい~労働の毎日を忘れる、安い合成酒が大量に必要だったのですね。
国策として朴正煕大統領は、人工アルコールのニオイがプンプンする
希釈式で作る韓国焼酎、ソジュの生産を拡大させたのです。
ご本人は、シーバースリーガルを愛飲していたというから驚きます。
権力者とは、そういうものですかね…。
豊かになった現在の韓国でも、安っすい原料を元に蒸留させた、
度数の高いエタノールを、水と混ぜ希釈し、
砂糖や人工的甘味料で味をつけた希釈式ソジュが、一般的に飲まれます。
安酒の味が国民は忘れられないのか…しかし韓国料理とソジュは合います。
韓国の店で飲むと1本3000ウォン(約200円~)!
もともと労働の辛さを忘れる安い酒です…。
今も昔も労働者は辛くて忘れたいことはいっぱいありますが…
日本で1000円以上も、店に払って飲むには、どうかと思います。
またまたつづく
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次回は晋州冷麺の話です。
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Comment
“普州”じゃなく“晋州(ジンジュ)”です。
晋州ご訪問有り難うございます。
ご指摘ありがとうございます^^訂正しました(汗)。
晋州には、また冷麺食べに行きたいです。
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