2012年9月ソウル~鉄原~春川~束草~高城~DMZ非武装地帯を巡る旅 その23
軍事境界線、DMZ非武装地帯沿いの町、鉄原のバスターミナルです。
そこの売店でなんですが・・・何か引っかかるものがありました。
兵士には当然、軍からの支給があるでしょうから、販売している軍事用品は、
鉄原を訪れた、観光客のためのお土産品でしょう。
この町ではある意味、民族分断の歴史が町の売り、観光の目玉になっています。

その筋ではあまりにも有名な、産経新聞記者でソウル駐在の黒田勝弘氏が、
鉄原を訪ね、その感想がYAHOO!ニュースにあります。
たまたま偶然記事をみつけ、アップされた今月の16日に私も拝読しました。
「亡命兵」より「観光客」? 南北軍事境界線の街僭越ですが、私も全く同じようなことを鉄原で感じていたので、
「黒田ちゃ~ん同じこと考えたわね~今度ソウルで一杯飲まない?」
なんて、うかつにもコメントしたい気分になりました。
ブログではありませんから、勿論コメントなんて出来ませんが・・・。

黒田さんの記事を、かい摘んで紹介すると・・・
DMZは、鉄条網で厳重に囲われていて民間人は入れない。
「鉄原平和展望台」からの展望は素晴らしい。
分断以来、60年にわたって手つかずなため、その遠景は実に美しい。
しかし、安保と観光は矛盾しないのか?黒田氏がおっしゃる通り、私も鉄原の町で同じことを考えました。
最近、北朝鮮兵士がDMZを越え亡命してきた。
韓国軍はこの兵士がDMZ外の韓国軍宿舎のドアをノックするまで、
越境の事実をキャッチしていなかったという。
観光客が押しかけている中で、
前線部隊の緊張も緩んでいるに違いない。
本当にそうですね。
60年も休戦していると、気の緩みも半端ではないのかもしれません。
実際に鉄原を訪れて感じましたが、本当に休戦中?
我が目を疑うばかりでした。

物珍しげに、DMZ非武装地帯を見学しておきながら、
そして、販売している軍事関連のグッズも気になりながら、
自己矛盾は承知ですが、こんなことを考える私ってどうかしている?
産経の黒田さんの記事を読んで、そうそうそう思う・・・なんて、
気持ちの整理が、少し出来ました。

鉄原のセブンイレブンに立ち寄り、ここでも私は仰天。

「戦友 軍装」軍事用品を扱う店ですが、セブンイレブンと入口が同じです。
店舗の中でも、自由に行き来出来るため、
セブンイレブンが、軍事用品を販売しているのかと、最初驚きました。

お菓子やドリンクを買いに来たついでに、
兵士がここで買物をするとは思われません。
ここも観光客のために販売している、
お土産屋として見るのが普通でしょうね。
追記
現地在住、あむちゃん情報によると、軍人さんも買物をするそうです。
私の想像を超えていました~。
やはり物珍しい~ので、あれこれと手にして見てしまいました。
このあたりの商品は、完全にセブンイレブンの店舗内に、
陳列されていました。どこがどこまでか、線引きがよく分かりません。

このジャケットはレプリカ?それともモノホン?

これ買ってしまいました。帽子が6000ウォン(約500円)です。
今、我が家にあるこの帽子を眺めながら、このブログを書いています。
日々、いろいろと自己矛盾を抱えながらですが・・・。
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