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ワッタカッタ!さんのBLOG

水平視点の韓国ウォッチと大好きな旅行の記録 ときどきぼやきも・・・
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突然ですが、僕は見てしまいました!「放送禁止用語」連発な韓国のコマーシャルを!?

TEXT BY オルラッタネリョッタ!

※動画はすべて「日本語字幕」入れましたので、
字幕を日本語に選択してください。

最近、韓国のお笑いやってる女性タレントで
キム・スルギ(1991年10月10日生)って娘がいるんですけど、
ノスタルジーでない今の韓国では、僕が今一番好きな娘なんです。

去年から韓国ケーブルテレビtvNのお笑いバラエティー「SNL コリア」に出演して、
注目されているお笑い(本業は女優)芸人さんです。
ちなみに、SNLはサタデーナイトライブの略です。

Baidu IME_2013-8-29_21-35-28
※2013年ドラマ「隣の花美男、이웃집 꽃미남」で漫画雑誌の編集者役を演じてました。

この女優さん、所属事務所が映画監督チャン・ジンさんの会社。
不思議映画でウォンビン主演の2001年映画「ガン&トークス、킬러들의 수다 」で監督、
2005年「トンマッコルへようこそ、웰컴 투 동막골」で脚本書いた人なんですが、
このバラエティー番組「SNL コリア」も彼がディレクションしてるため、
その縁で、彼女が番組に投入されたようです。

で、この番組で彼女が、意外にも大ブレークしちゃって、
韓国国民から「国民の毒舌少女」という愛称を授けられるのですが、
なぜなら、この番組で彼女は「可愛い顔して差別用語連発」という
キャラクターを演じていたからです。
(先日、女優に専念したいと彼女、この番組降りちゃいました。)
もちろん、番組内では「ピー音」連発。
韓国人には何を言っているのかは、口の動きで分かる訳です。
僕には、ほとんどわかりませんが…

Baidu IME_2013-6-21_11-41-11
※現在、CM契約は10社以上で本当に売れっ子です。
そして、「差別語・侮蔑語」を使ってお金を稼いだ初めての韓国人と称えられています。

そこで、今年、5月にユーチューブで彼女が除湿器のCMに
出演しているのを見てしまったのですが…

まさかあの番組キャラクターのままで、テレビCMに出れると思わなかったのでビックリ仰天。

普通、彼女出演のテレビCMは、
いつものオーバーアクションで毒舌を吐いていることを視聴者に想起させるCM↓

もしくは放送禁止用語なしバージョン↓(当然ですが)で登場しています。


まさか、「ピー音」が入ってるとは言え、僕でもわかる【この×××】部分の、
あの言葉「シバル、씨발」を臆面もなくコマーシャルで言ってのけるとは…
僕はCMでの彼女の口の動きでこの言葉がわかりました。
Baidu IME_2013-8-28_10-27-19
口を大きく開いたまま、舌が上あごにびったり張り付く感じで
「シバル」の「ル」を発音するのです。
僕は韓国の会社で韓国人がこの口の動きをするたびに
「この人たちは外国人」だと妙に納得してきました。

この「シバル」はR18+映画でよく登場する言葉(差別用語)なのですが(映画「チング」で多用)、
その語源を検索エンジンNAVERで調べてみました。
「シバル、씨발」はもともと「シップ、씹」と「パル、발」が合体した言葉で
「シップ、씹」は、【女性の性器orセックス】を表し、「パル、발」は、【売るorする】。
よって、売春婦(娼女、チャンニョ、창녀)を意味する言葉とのことです。

日本にも、かつてあったような「体の一部」や「障害」を意味する言葉(差別・侮蔑語)。
英語でも「まざふぁっかー」、「あっすほーる」なんてのありますね。
その韓国での使われ方は、
①映画のセリフ
②よっぽど親しい者同志の間柄だけで使う
③見知らぬ同士が言い争い(ケンカ)をするきっかけ(導火線)
くらいですかね~、僕の知ってる限りは…

何でも、最近の韓国の若い人もそういう言葉をうまく使える人が減り、
キム・スルギが代わって「差別語、罵詈雑言」を
テレビでうまくしゃべる(ピー入りですけど)のが、大ウケしたみたいです。
だから、ネットで見る限り、彼女のCMを見た韓国人の反応は、
おおむね好評で「アー、すっきりした」「ストレスが解消できた」などなどです。

僕、この韓国の人の「すっきりする」気持ちを最初は理解できなかったのですが、
よくよく考えると日本にもこのような世界が、かつてありました。
学生時代(バブル全盛期)、バイト先の部長さんに連れられた
70代のおばあさんが経営する神田のスナック。
そこで、客として来ている、いかにも大企業の部長さんみたいな人たちが、
店のおばあさんに口汚く罵られているのに、喜んでいた様子。
これを思い出すと、韓国人の反応も、少しは理解できるようになりました。

それでもわからない方は、
毒蝮三太夫が、ラジオの公開番組(関東ローカルでスミマセン)で
観覧客のおばあさんに「なんだ、このクソババア!」といっても
不快に思われないあの感じ。ますますわかりませんかね?
ただ、使われる言葉が、韓国の「毒舌」と日本のそれとはまったく次元が違うのですが…

あまりにも「ピー音」入りのCMが、気になって調べてみたら、
やっぱりこのCMは、テレビではOAされていなくて、
オンライン(動画系投稿サイト)専用のCMでした。
ただ、この除湿器の会社WINIX、ものすごく考えているのは、
表の地上波用のテレビCMにはチョ・インソンをモデルに起用。

裏のオンラインの世界では、キム・スルギという2本立てで広告展開を実施していて
これは、いわゆる、ノイズマーケティング、つまり、
「良いニュース」 はなかなか広がらなくても、「悪いニュース」 は広がりやすいといった、
ある種の人間の心理傾向を利用した広告手法に近いことをしているのではと推察します。

そして、株価を調べてみたらビックリ仰天、
キム・スルギを起用した5月からWINIXの株価が上昇トレンド(赤丸)になってました。
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そこで調子に乗ったこの会社。
7月に株価が少し下降トレンド(青丸)に向かうや、
今月の8月から「国民の毒舌少女」キム・スルギに加えて、
僕の大好きな「元祖、国民の毒舌おばさん」
キム・スミ(全羅道群山出身←イ・ウンジュと同郷)を新たに投入。
新旧毒舌バトルCM(「ピー音」なし)をオンライン上で繰り広げ、
現在、動画がネットで大拡散中です。

みなさんにはどんな放送禁止用語(差別用語・侮蔑語)を使っているかを正確にお伝えするため、
日本語字幕は、その言葉の本来の意味を「直訳」して表現していることをご理解ください。
バトル対決のCMは5種類くらいあるのですが、2つに厳選しました。
最初のクレジット部分に「HARD」と書いてあるのがおかしいです。


※キム・スミの「全羅道方言」の毒舌は、翻訳きつかったです。

かつて、韓国の人は、日本人に対して、草履を履いているなどの理由で
「チョクパリ、족발이」つまり「豚足などのようにひづめが2つに割れた足」と、
陰口を叩いていた人たちです。
さらに昔の朝鮮王朝時代、身分制度が厳格すぎて、庶民にとっては、憂さ晴らしする手段が
「言葉」だけだったことを考えることも、少しは理解の助けになるかもしれません

でも、いくらテレビより法規制が緩いオンライン広告と言っても、
やりすぎ感は否めないです、確かに。
訳すために何度もCMも聞きましたが、
差別語自体に大して意味がないことはわかりました。
(だからこそ、この手の言葉は怖いのですけど)
毒舌の中で、調子・リズムが欲しい時に使っている感じ。
民謡につきものの囃子言葉(エンヤ~トット等)と言えば日本人には理解できますか。

でもまあ、僕たち、日本人にとって、そんな小難しいこと考えるのは、ナンセンス。
あの2004年ドラマ「バリでの出来事、발리에서 생긴 일」でチョ・インソンの
母親役を演じていたキム・スミ(やたら外来語を使いたがる役)を
覚えていらっしゃる方ならば、
彼女の「クソババア演技」だけで十分楽しんでいただけると存じます。

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