TEXT BY オルラッタネリョッタ!ちょっと高齢者俳優のネタが続きましたので、
小休止という意味で今回のネタに行かせていただきます。
■アン・ソンギ(安聖基、1952年1月1日生、ソウル出身)

両親はソウルに居住していましたが、朝鮮戦争の勃発で、
アン・ソンギは避難先の大邱(テグ)で生まれることに。
映画プロデューサーの父親が、知り合いの映画監督から
「戦後で、子役が不足しているから子役を探してくれ」という依頼で
自分の5歳になる息子を差し出すことになったのが、
アン・ソンギのデビュー秘話です。
以来、子役ながら様々な役を演じ分け、天才子役の名を欲しいままに。

※デビュー翌年の1958年映画「母情、모정」

※1959年映画「10代の反抗、10대의 반항」
涙演技の熱演でサンフランシスコ国際映画祭特別賞受賞

※1960年映画「下女、하녀」では、いたずら好きの悪ガキを好演

※14歳の頃
高校進学の頃、学業に専念するため、役者は引退。
両親も息子を俳優に育てるつもりは一切なかったそうです。
その後、当時激化していたベトナム戦争で将校として出兵することを希望し、
大学は韓国外国語大学ベトナム語科に進学します。
しかし、卒業の頃には、ベトナム戦争も終戦を迎えることに。
茫然自失で、無職生活をしばらく続けるうちに、
再び映画の世界に戻ることになるのです。
韓国の人には、とても馴染み深い存在のため、
いつの間にか“国民的俳優”と言えば、彼のことを指すようになりました。
■キム・ミンジョン(1982年7月30日生、ソウル出身)

7歳でMBCドラマ「ベスト劇場~未亡人~」で役者デビュー。
その後、1992年にKBS演技大賞子役スター賞を受賞するなど
人気子役として頭角を現わし、映画・CMに当時から引っ張りダコの存在に。
31歳になった現在まで、休業することなく芸能界で活躍しています。

※デビュー当時

※1992年映画「帰って来い カエル少年、돌아오라 개구리 소년」

※1993年映画「キッドコップ、키드 캅」


※子役当時の広告
※1990年、キム・ミンジョン出演の現代自動車CF集
■チョン・テウ(鄭泰祐、1982年3月23日生)


家の近所で映画の撮影があって、偶然、業界関係者の目にとまり、
それがきっかけで映画デビュー。彼が6歳の時でした。


※デビュー作1988年映画「お利口な少年キョンシー、똘똘이 소강시」(右)

※デビュー当時の宣材写真
当時は監督に褒められるのが嬉しくて撮影所に行ってた感じでしたが、
高校1年の時に出演した1998年KBS大河ドラマ「王と妃、왕과 비」を契機に、
演出面で監督と意見交換するうち、演技のおもしろさに目覚め、
役者を一生の仕事にすると決意したそう。

※先ほど登場のキム・ミンジョンと夫婦役を演じました。
■イ・ジェウン(李在銀、1980年2月8日生、全羅南道寶城【ポソン】出身)

母親がもともと芸能界志望で、その果たせなかった夢を引き継ぐ形で
彼女は4歳でCFデビュー。そのCFがドラマ監督の目にとまり、
1987年KBSドラマ「土地、토지」で大ブレークしました。




彼女に関して、印象深い作品は、
彼女が19歳で出演した1999年映画「黄色い髪、노랑 머리」。
僕が韓国の“か”の字にも興味を示さなかった時期に、
偶然ツタヤで借りて見たのですが、とても衝撃的な青春つっぱりエロ映画でした。


最近になって、彼女がこのエロ映画出演の経緯について、最近のバラエティーで、
父親の事業がIMF危機で破産して、現金が必要だったことと
子役イメージから脱却したかったことを正直に語っていました。
■イ・ミヌ(1976年3月15日生)

4歳からCFモデルとして活躍し、1981年、MBCの時代劇で役者デビュー。
卓越した演技力は他の子役を圧倒し、
10年近く、年末OAされる各局の演技大賞で子役賞を取り続けたという伝説の持ち主。

※1984年KBSドラマ「テレビ文学館」に小坊主役で出演した際
※1989年KBS2大河ドラマ「神よ 神よ、하늘아 하늘아」の最終回
※1988年ロッテ「ペペロ」のオリンピック開催記念キャンペーンCF
最近になって、生まれる前に父親が亡くなっていたことを番組で告白。
もしかしたら、彼が家族の生活を支えていたのかもしれません。
■チャン・ソヒ(張瑞希、1972年1月5日生、ソウル出身)

この方は、1981年“可愛い子供選抜大会”の優勝をきっかけにモデル活動を開始。




※広告モデルの仕事
※歯磨き粉のテレビCF
小学校5年の時にMBC歌謡番組「集まって歌おう、모이자 노래하자」で
MCに大抜擢されて韓国ではお馴染みの存在に。

成人した1990年、MBCのタレント公募に合格して
タレント活動を始めるのですが、番組MCの仕事ばかりで
女優としてなかなか認められる機会がなく、彼女、かなり苦労したようです。
2001年にキム・ソンミンと共演したMBCドラマ「人魚姉さん、인어아가씨」で
ようやく女優として、全国的に知られるように・・・

そして、僕も見ました2008年ドロドロSBSドラマ「妻の誘惑、아내의 유혹」の
大ヒットにつながったようです
■ヤン・ドングン(梁東根、1979年6月1日生)

この方は俳優兼ヒップホップ歌手ですね。

※1989年KBSドラマ「回転木馬」でハルモニ女優キム・ヨンオクと
■カン・スヨン(姜受延、1966年8月18日生、ソウル出身)


※監督は巨匠のイム・グォンテク
この人は、1987年「シバジ(代理母)、씨받이」でベニス映画祭主演女優賞の
受賞歴を持つ大御所女優ですけど、最近、露出は少ないですね。
3歳の時から映画に出てるので芸歴は40年以上ってことになります。


※ハラボジ編で登場のパク・クニョンと共演した
1978年映画「悲しみはもう終わり、슬픔은 이제 그만」

※撮影時期不詳


※児童向け雑誌の表紙モデル

※学生カバンのモデル
■キム・ヘス(金憓秀、1970年9月5日生、プサン出身)

彼女は幼少期の頃からテコンドー少女で有段者。

※彼女がテコンドーやってる絵は見つかりませんでしたが、これが有段証らしいっす。
テコンドーができるモデルを探していたCF監督に見出されて16歳でCFデビュー。
そのCFを見たパク・チュンフンの相手役女優を探していた映画監督に見出されて
同じ年に映画「マブダチ、깜보」でデビュー。
本当に彗星のごとく、スターの仲間入りを果たしたそうです。



※いずれもデビューの年の写真。この写真を見て今回のネタを思いつきました。
この写真見て思ってしまったことは「時間よ、止まって欲しかった・・・」
※デビューした1986年の他のCFは見つけました。チョコレートのテレビコマーシャルです。
以上です。皆様、お疲れ様でした。
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