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ワッタカッタ!さんのBLOG

水平視点の韓国ウォッチと大好きな旅行の記録 ときどきぼやきも・・・
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韓国アボジ&ハラボジ男優の若かりし頃♪ その2

TEXT BY オルラッタネリョッタ!








②박근형(パク・クニョン【朴根瀅】)

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生年月日:1940年6月7日
出身地:全羅南道/井邑市
サイズ:175cm, 80kg, A型
宗教:천주교(天主敎[Catholic])、洗礼名:ペドロ(베드로)
出身校:徽文[フィムン]高等學校@江南区大峙洞→
中央大學校芸術学部演劇専攻@ソウル/鍾路区東崇洞


僕、この人、好きな俳優ではなかったのですが、
上記の昨年発売された雑誌の彼のグラビアを見て、あることに気づきました。
僕が見てきたドラマの中の“彼の役柄”が嫌いなのであって、
決して彼自身を嫌いではなかったということを。
財閥系会長の役なんかが多くて、周囲の家族や社員を苦しめるという
イヤなじいさんというイメージが強すぎて・・・


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※最新のグラビアではスーパージュニアのトンへ君とも・・・


そんな彼は20歳の時から、演劇の世界に飛び込み、
4年後の1963年、KBSの公募タレントに合格して、
芸能活動を本格化させました。


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※以上2点は作品名不詳


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※1969年MBC時代劇「回心曲」


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※1974年映画「本能」


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※このシーンで、パク・クニョンを70年代のチャン・ドンゴンに例える番組がありました。


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※1974年映画「トラおばさん」、共演女優はアジュンマ編で登場したユン・ミラ


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※1974年映画「イ・ジュンソプ」、韓国映画としては初のカンヌ映画祭出品作。
そして、彼はこの作品で大鐘賞映畵祭・男優主演賞を受賞しました。


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※受賞を伝える当時の記事


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※1974年映画「雪国」、共演女優はキム・ヨンエ


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※1978年映画「亡命の沼」で、百想芸術大賞・映画部門演技賞受賞


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※1981年映画「星たちの故郷3」、共演女優はアジュンマ編で登場したユ・ジイン


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※1976年の新聞広告


作品の各シーンをご覧の通り、
彼は相当の2枚目俳優で、当時かなりの人気を博していたとのこと。
資料によれば、このパク・クニョン、
70年代のテレビ・映画では、メロドラマ専門に活躍していたそうです。
最近のバラエティー番組で、本人の口から語られたことは、
あまりの人気ぶりに、なんと、ストーカーのファンまで登場するほどだったらしいっス。
ある女性ファンは、局内のスタジオにまでやってきて、撮影の妨害行為をするにまでエスカレート。
我慢の限度を超え、ついに、そのストーカー女を連れて警察に行ったところ、時代なんですかね、
警察からは「男女間の問題は自分たちで解決しなさい」と逆に説教されてしまったそうです。


僕は、疑い深い人間なので、彼の当時の人気がどれほどだったのか、
調べて見て、彼の人気を裏付ける資料を見つけました。
それが、1976年8月26日付の東亜日報が報じた「芸能人好感度調査」。


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“人気美男俳優ベスト5”部門で、
今回登場のパク・クニョン(朴根瀅)が堂々の第4位に選ばれています。
因みに、彼のライバルとなる上位の俳優ですが、
1位にノ・ジュヒョン(盧宙鉉、左)、2位にハン・ジニ(韓軫熙)がランキングされています。


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僕として気になったのは、なぜ、パク・クニョンが“人気美男俳優”では上位なのに
好感度ベスト10に入らなかったのか?
それは当時、彼のあだ名が“女性に待ちぼうけを食らわすアランドロン”とのことから、
恐らく、女性にとっては“悪い男”を数多く演じていたためだと推察されます。


こんな感じで見ていくと、今の言葉で彼、以外に“チャラ男”なんでは?なんて言葉が浮かびますが、
彼の演技に対する気持ちは並々ならぬものがあったようです。
その証拠に、彼はテレビの世界で活躍しつつも、自分の原点である演劇の舞台に立ち続け、
各種の賞まで獲得していました。


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※1969年東亜演劇賞(男子演技賞)の受賞を伝える東亜日報の記事


一見すると、順風満帆のように見える彼のタレント人生ですが、
デビュー当時から、なかなか波乱万丈だったようです。
パク・クニョンの出身地は全羅道(チョルラド)の井邑(チョンウプ)。
同郷人のブログによれば、全羅道の人は“批判精神”がたっぷりで、
間違ったことには断固として闘う気質があるとのこと。
実際の彼は撮影現場では、“トラブルメーカー”と呼ばれたほどで、、
その全羅道精神が彼の場合にも当てはまっているというエピソードを見つけました。


当時のテレビの出演料が1回4300ウォンの時代。
それが安すぎると言って、前回登場のイ・スンジェと共に
1971年、テレビ演技者協会(現在の社團法人韓國放送演技者協會)を立ち上げ、
ストライキを実施。
所属のKBSからは4年間の「出入り禁止」処分を喰らいます。
最近のインタビューで、この時、田舎に帰って、自暴自棄になり
睡眠薬を1瓶飲み込み、自殺まで試みたことを告白してます。


前回のイ・スンジェの際に、なんでこんなに出演本数が多いのに
生活が苦しいとイ・スンジェの奥さんが思ったのだろうという
ひとつの疑問が解けた感じです。
つまり、タレントに対する放送局側の扱いがよっぽどひどかったのでしょうね。
各放送局がタレント専属制という名のもと、タレントを拘束しておいて、
安いギャラでコキ使う感じだったのでは。
もしかすると、仕事で使う衣装なんかも、タレント自身の持ち出しだったかもしれません。


テレビ演技者協会をキーワードに調べてみてみると、
ロケの際には出張費を払わない、撮影中によるケガの治療費を俳優に支払わない等、
放送局側のこうした横暴とこの協会が、長年闘ってきたことが浮かび上がってきました。
だから、現在、この協会の顧問であるイ・スンジェは、国会議員になったのだなあと納得できます。


よく韓国のタレントが日本にやってきて、その待遇に大満足みたいな記事をよく目にしましたが、
今回のリサーチで大納得しました。


あと、彼の演技に対する執念は凄まじく、デビュー当時から先輩・後輩関係なく
下手な演技の役者には撮影中に罵声を浴びせることもしばしばで、
それは、ベテラン俳優になった今も変わらないとのこと。
日本で言えば、松田優作を想起させますね。


ある若手俳優が、あるドラマで先にキャスティングされて、
後からパク・クニョンが加わった際、その若手俳優はビビって、
ドラマ出演を辞退してきたなんてエピソードが紹介されていました。


また、今やカンヌ女優と持ち上げられるチョン・ドヨンやキム・ナムジュなんて女優は、
駆け出しの頃、彼が現場で怒鳴り出す前に、大泣きしてたらしいです。


パク・クニョンに演技ベタで怒鳴られた俳優の中で、
僕らでもわかる男性俳優にユン・サンヒョンがいます。


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パク・クニョンから「このうんこ俳優!」と撮影現場で罵倒されたことがある俳優は誰か?と
一時期、韓国のネットで評判になった事があり、
バラエティー番組で数年前、ユン・サンヒョン自身が「その“うんこ俳優”は自分」と白状しました。
彼にとってはデビュー作(2005年のドラマ「百万長者と結婚する」)だったらしいのですが、
パク・クニョンの一喝が、彼の演技力向上に一役買ったかどうかは不明です。


パク・クニョンの口癖は「韓国芸能界、スターはいるけど、俳優がいない」というもので、
こうした発言からも、大した訓練も受けないままドラマデビューできる
今の韓国テレビ業界の実情を相当嘆いておられるみたいです。


仕事では厳しい一面を見せる彼ですが、プライベ-トでは愛妻家としても有名です。
今年になってやっと自身の結婚写真も公開しています。


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奥さんの名前、結婚の時期は不明ですが、
結婚前から彼の衣装のコーディネートをしてもらってたらしく、
同郷の彼女に2回断られた後、3回目のプロポーズでようやく結婚の承諾をしてもらったそうです。


その奥さんも5年前にガンを発症。最近になって完治が伝えられましたが、
奥さんの手術の際には、「お前が死んだら、俺も死んでついて行く」と叫んだなんて
エピソードがテレビ番組で紹介されてました。


現在放送中のSBS「怪しい家政婦」に出演中のパク・クニョン。


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※スミマセン、中国のアプリで番組を見てるので、中国語字幕が載ってます。

またまた家族や周囲を苦しめるイヤなジジイ役ですが、
今回のリサーチで、彼に対する見方が変わりそうな予感です



おまけ


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※キャッチコピーは「アメリカに移民するお客さんは、料金後払いOK!」


偶然見つけた、1974年のノースウエスト航空の新聞広告なのですが、
その“ノースウエスト”のハングル表記が“노-스웨스트”となっており、
長音の部分が“-”と表記されているのを発見しました。
現在、ノースウエストの表記は“노스웨스트”です。
なんかおかしくないですか?


あと、当時の客室乗務員の顔にも注目。


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この時代、整形する人はいなかったと思いますが、
なかなか顔にバラエティー感があって僕は好きです。
基本的に韓国の女性、目が細くて小さい方が“本来”多いことがわかります。


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