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ワッタカッタ!さんのBLOG

水平視点の韓国ウォッチと大好きな旅行の記録 ときどきぼやきも・・・
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韓国芸能スクープ専門メディア“ディスパッチ、디스패치”の正体とは?

TEXT BY オルラッタネリョッタ!


前々からとっても気になっていた韓国スクープ専門媒体の“ディスパッチ”。
僕が彼らを初めて認識したのは、2011年4月の“新世界”ロイヤル・ファミリーの
結婚前の両家ご挨拶のスクープ写真でした。

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コ・ヒョンジョンの元旦那、ヨンジンおぼっちゃまの再婚に関するスクープでしたが、
財閥系への関心が高い韓国人のド肝を抜きました。


そして、昨年の1月1日、2013年の韓国芸能界、ビックカップル“第1号”となった
ピ&キム・テヒの密会報道も印象深いです。

Baidu IME_2014-1-16_10-6-57
※これがきっかけとなり、芸能兵士廃止となったと言っても過言ではないです。

追加すると、2012年に掲載された以下の2枚も僕的にはかなり印象的でした。

Baidu IME_2014-1-14_10-28-35
※現在OA中のSBSドラマ「星から来たあなた、별에서 온 그대」主演、
キム・スヒョンが建物の外階段でタバコを吸うというスクープ?写真。
なぜか、この写真が好き・・・

Baidu IME_2014-1-16_9-59-38
※ビョン様&イ・ミンジョンの結婚前のデート写真。
やらせかと疑うくらいに、うまく撮影しています。


そんな“ディスパッチ”に関して、僕的に疑問点がいくつかあります。
昨年のピ&キム・テヒ報道の際、
アクセスが集中して、サーバーがダウンしたのか、
しばらく“ディスパッチ”のサイトを開くことができませんでした。
「まるで北朝鮮のサイトみたいだな」というのが正直な印象。
それに、記事にも広告が貼り付いてあるのを見たことがありません。
広告収入を気にしていたら、
こんな“サーバーダウン”はあってはならないことです。
数年前、“ディスパッチ・ジャパン”ってのが、
日本で創刊された記憶がありますが、
現在の状況では、儲かってるわけないし・・・
この会社、一体全体、何で儲けているのだろうという
素朴な疑問も湧いてきます。
そして、こんな男気のある骨太のスクープは、
どんな記者が書いているんだろう?
他の韓国芸能媒体と比べると、
なんか話し言葉で我々に話しかけるような変わった記事だし・・・

Baidu IME_2014-1-16_11-34-52

いろいろ気になることは多いのですが、
昨年にUPされた“ディスパッチ”所属トップ記者のインタビューを見つけました。

Baidu IME_2014-1-16_11-35-11

驚くべきことに“ディスパッチ”の記者は全員女性ということ。
主だった記者4名の簡単なプロフィールが紹介されています。

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○ソン・ウンジュ(송은주、1980年生、左上)
2000年“スポーツソウル”オンライン大学生インターン名誉記者
2004年“スポーツソウル”入社
2011年3月“ディスパッチ”創刊メンバー
ファッション担当兼最高専任記者
※空港で芸能人のファッションを取材する発想がなかった時代に
“空港ファッション”という分野を韓国で定着させた張本人

○ナ・ジヨン(나지연、1984年生、右上)
2008年“スポーツソウルドットコム”入社
2011年3月“ディスパッチ”創刊メンバー
歌謡専門記者
※JYJファン暴行事件を取材、芸能人の私生活を追うファンからの悪名が高い
ソ・ボヒョン記者と頻繁にテレビ出演、“カン・ホドン”というニックネームで呼ばれる

○ソ・ボヒョン(서보현、1985年生、左下)
2008年オンライン芸能ニュース“Newsen”入社
2009年“スポーツソウルドットコム”へ異動
2011年3月“ディスパッチ”創刊メンバー
放送、特にドラマ担当記者
※ナ・ジヨン記者と頻繁にテレビ出演、“ユ・ジェソク”というニックネームで呼ばれる

○キム・スジ(김수지、1985年生、右下)
2010年韓国経済新聞社系のオンラインニュース入社
2011年6月“ディスパッチ”入社
※写真・動画編集、張り込みが得意分野。
この2年で逃亡(退社)した記者8人にも及ぶ“ディスパッチ”で
今も元気に働いている“末っ子記者”


厳密に言うとイ・ミョング(이명구)代表、イム・グノ(임근호)編集デスク 
以外のスタッフがすべて女性ということです。

記者で1番エライ、ソン・ウンジュ記者のインタビューを
簡単に要約しました。僕の知りたいことをだいたい答えています。

Q.収益モデルは?

A.広告収入はバナー広告程度ですね。
記事面には広告を貼ったりしませんし、
スクープ写真を売ったりもしません。
それ以上は秘密ということで・・・
といいますか、私たちもよく知らないのです。
詳細は代表が、よくご存知です。
言えることは、編集権と経営権がきっちり分離・独立されていることだけです。
※現在、広告要員の社員を募集しています
※広告収入を増やすことで、遅ればせながら、
サーバー強化を図る狙いがありそうです。(By オルネリョ!)

Q.創刊メンバーはすべて“スポーツソウル”出身ですか?

A.我々は“スポーツソウル”の同僚でした。
自分たちだけの媒体を作りたくて飛び出しました。
普通の媒体にいると、取材したいことができないケースが多いからです。
通常は、会社の利益を高めるために、
ランキングの高い検索語に関するニュースを乱発し、
ページビューを上げることが会社の利益(広告収入)に直結してきます。
ほとんどの芸能媒体では、記者1名が1日に50本の記事を書きます。
確認作業を考えたら不可能な記事数です。
ですので、そのような、いわば「検索語ニュース」を書きたくなかったので、
自由に仕事ができ、自由に取材できる場を作りたくなったわけです。

Q.情報はどこから?証券チラシですか?

A.少数のスタッフなので、チェックはしますが、
スタッフをネタごとにはりつけられないし、
証券チラシはデマがほとんど。一般の方からの情報提供も同じです。
インターネットからも情報は得ません。デマが多いからです。
信頼できる方の情報をこちらでダブルチェックしてから
「これは何かある」と確信してから、取材に入ります。


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※チョ・インソン、キム・ミニ、熱愛中・・・“そのカップル、ビジュアルが吹く”
インソン主演ドラマ「その冬、風が吹く」のタイトルにかけたと思われます

チョ・インソン&キム・ミニのケースは両サイドの関係者が、
ある話題に関して同じことを語りだした時から、マークしました。

Q.ストーカー水準の張り込みもありえますね?

A.私生活を追いかけるファンもいますが、その人たちのようなことはしません。
例えば、取材対象が月・火ドラマの撮影中だとすると、彼らの多くは火曜日に休みます。
そこで、我々の取材は火曜日だけに集中させます。
ですので、刑事の潜入捜査のようなことはしなくて済むのです。
ピ&キム・テヒの場合はピが軍人だったので、金・土・日だけに集中しました。
張り込みは主に最年少のキム・スジ記者が担当しています。
彼女は思いもかけないスクープを掴んできます。

Q.ソテジの結婚歴を暴いた件は?

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※2人が婚姻関係にあったことの確たる証拠になりました。

A.あれは誰でもできるんです。“やるか、やらないか”の差です。
ラスベガスのあるネバタ州が、個人情報を比較的簡単に開示する盲点をついただけです。
そして、イ・ジアの本名を判明させたのも勝因です。
本名が不明だと、個人情報を請求できないからです。

Q.取材活動での“原則”はありますか?

A.ここまでいろんな紆余曲折を経て、我々だけの原則を打ち立てています。

○不倫ネタは扱わない
→当事者の芸能人だけでなく、その家族を傷つけるから
○新人タレントのスクープは扱わない
→当該タレントを売れる前に潰してしまう可能性があるから
○スクープ写真撮影後、最低3週間の確認作業
→撮影直後に別れるケースもあるので(笑)

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そして “ニュースは事実(Fact)だ、뉴스는 팩트다”という
我々の媒体のキャッチフレーズをきっちり守ろうとしています。
記事にも記者の本名が記名され、憶測記事も書きません。
多くの方は我々をパパラッチ媒体とお思いでしょうが、
芸能界をメインに批評・批判記事にも力を入れています。

Q.熱愛報道では、遠目からの隠し撮りがメインですが、理由は?

A.我々は、記者ですが、写真を撮ったことがありませんでした。
最初に扱った熱愛スクープは、
2008年のキム・ジョンミン(コヨーテ)とヒョニョンのカップルでした。

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※このカップルは、報道後のおよそ1年後に破局することに

アメリカのパパラッチの真似をして、
写真を撮る際、取材相手に「熱愛を認めますか?」と話しかけたら、
キム・ジョンミンが興奮して、我々のカメラを奪って、壊そうとしました。
幸運にもカメラは取り戻しましたが、
それ以降、学習して、隠し撮りの手法を取るようになりました。

Q.芸能人の私生活を侵害しているとは考えませんか?

A.だからこそ、我々はトップスターのみを扱うのです。
トップスターの出演料はドラマ1話で500万ウォン。
大金を受け取れる理由はそれだけ人々の関心が高いからです。
ですので、人々の関心を満足させる
ある程度の私生活に関するリスクは、犠牲にしても仕方ないと考えます。
それに、熱愛スクープが明らかになっても、
彼らは、番組を降ろされることもありません。
出演料が1話50万ウォン程度の助演級の俳優の場合、
それほど注目もされていないし、ギャラも安いし、
その上、我々に私生活をバラされたりでもしたら、
あまりにも気の毒じゃないですか・・・

以上です。

インタビューを見ての僕の感想は、
この集団、韓国で大量にばらまかれる
A嬢、B嬢などと記載される憶測系の芸能記事への
アンチテーゼの役割を果たしているのだなということ。

近年、韓国の掲示板でも“ディスパッチ”の株は上がりっぱなし。
「“ディスパッチ”が報道すれば、デマでなく本物!」とか、
スキャンダルが出てこない芸能人のことを
「“ディスパッチ”が諦めた芸能人」とさえ呼ばれています。

最近では、スーパージュニアのリーダー“イトゥク君”の家族の葬儀では、
“ディスパッチ”によるツィッターでの書き込み、
“葬儀取材はやらない”宣言で、またまた株を上げました。

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このような決定を下すまで、どれほど辛かったことか、
その痛みは見当もつきません。
故人のご冥福をお祈りいたします。
“イトゥク君”家族の葬儀では、完全に報道を自制いたします。
芸能人ではない、その家族の悲劇です。
そして、私たちにも起こりうる苦痛でもあるのです。


彼女たちが最近目指していることは、
新年1月1日に毎年“熱愛スクープ”を発表することを目標にしているようで、
2013年「ピ&キム・テヒ」をセンセーショナルにUp。
前日には、思わせぶりな予告記事をUPしていました。
そして本年の1月1日にも、いわゆる「“ディスパッチ”が、“放棄した男”」
イ・スンギと少女時代ユナの熱愛スクープ報道を成功させました。

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このネタ、続くかもです・・・

おまけ

㈱ディスパッチニュースグループ、(주)디스패치뉴스그룹

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所在地:
ソウル特別市 江南区 論峴洞(ノニョンドン)219-18番地
서울시 강남구 논현동 219-18번지

※ソウル地下鉄7号線 鶴洞(ハクトン)駅下車
“ディスパッチ”をディスパッチ?しても面白いかもです・・・


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