ワッタカッタ!さんのBLOG

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済州島~石とともに生きて死ぬ~火山島~下加里(ハガリ)の村を訪ねて♪

「パワーチャージの旅 in 済州 2泊3日」の旅の募集を見て、
私が応募してみようかな~と、珍しく心が動いたのは旅の行程にありました。


1日目 済州民俗五日市、下加里 石垣の村、トロク分校
2日目 サリョニの森、多喜然、セソガク、イジュンソプ通り、オルレ7コース体験
3日目 済州民俗村博物館、 城山日出峰、ウォルジョン里 カフェ通り、 東門市場



3年ほど前に済州島を訪れて、見学して知っているのは城山日出峰と東門市場だけ。
他は初めて聞くような場所ばかりです。

『多喜然って何?大衆芸能?食事?これって何よ~?』
『オルレって何よ?オルレ7コースって7つから選択するの?えっ7コースも歩くの?』

龍頭岩や済州牧官衙、翰林公園、万丈窟、トッケビ道路、正房瀑布、大侑ランドと、
知っている名所旧跡が入って無いのも、これはただのツアーでは無い!と直感。

当選の通知が来て、服装と靴の準備を考えて、ざっとコースの下調べをしましたが・・・
下加里(ハガリ)については、よく分かりません。

まっいいか。ガイドさんが付くだろう~し・・・下加里(ハガリ)ってどこだろう?

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バスは昼食のあと、下加里(ハガリ)村に入っていたんですね~。

子供たちがニッコリ笑いながらポカポカ生きようとしている、
エウォル小学校トロク分校も、下加里の村にありました。

カラフルな小学校見学のあとバスは数分走り、同じ下加里の村の蓮池へと向かいます。

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池の脇に立つ案内には「美しい石垣と蓮の花の村 下加里(ハガリ)」とあります。

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ツアーの醍醐味ですね。自由旅行では思いもつかない場所へ、案内してくれます。
蓮の花は盛りを過ぎていましたが、水に浮かぶ緑とピンクは鮮やかでした。

さて済州島は、石、風、女が多いことから
三多島として昔から知られているとは、島を訪ねるとよく聞く話です。

風は納得。島の地理的特性ですね。中心が山で四方八方が海ですから。
男はどうした?男は海に出てシケに遭い、帰って来なくなったという悲しい話らしい。
結果、済州島の女は働き者ということ。
そして石。済州島の人は、石とともに生きて死ぬと言われます。

済州島は・・・
韓国最南端にある島で、韓国で最も大きい島。
韓国最高峰の漢拏山を中心に、島の全面積の9割以上が玄武岩に覆われた火山島。

どこを掘っても掘っても石。こりゃ~大変な島の暮らしだわ~。まさに石だらけ。
空港のある市街地から、こちら下加里に向かう車中の窓から見える石!石!石垣!

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しばし蓮池に見とれましたが、振り返れば、道路を挟んでこんな景色。

わっ絶景や~ん。こっちサイドも。

ドライバーさんは何を見ているのかしら?豆?ここは豆の畑だそうです。
掘っても掘っても石だらけの土地を、耕して作る作物は、ここでは限られるようです。

カジノに免税店とリゾートホテルが立ち並び、一見すると豊かな島に見えますが、
厳しい自然に育まれた島でもありました。

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満作さんもカメラでパチリ。島全体「写欲」が噴火する島です。

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下加里(ハガリ)の案内図がポツンとありました。

エウォル小学校トロク分校と合わせて、の~んびりと、
この周辺を歩いて見て回るのもいいのかもしれません。

しかしオルネリョ!さんが韓国語でネット検索しても、多くの情報はありません。
韓国人にもまだまだ知られていない?下加里(ハガリ)の村をもう少し歩きます。

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バスの車窓から見える石垣が気になり、ガイドさんに質問しました。

「石は海から運ぶの?」

おバカな私です。石垣を見ていると、沖縄竹富島の珊瑚を思い出し、
海から運んだかと思ったのです。島の土地は15センチも掘ると石が出るそうです。

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防風と塩害を防ぎ、畑の境界線ともなる石垣は、畑から出た石を積み上げたもの。

石垣は「パッタム」と、ここでは言うそうです。

崩れやしないのかと心配ですが、これが意外としっかり積み上げっています。
パッタムを作る職人さんが島には居るそうで、その日当は、かなり高額というガイドニムの話。

職人さんが積み上げたにしては、穴ボコだらけですが、この穴も意味があります。
穴ボコを、パッタムが倒れないように、島の強風が通り抜けていくそうです。

それと暑さ対策?ではないかとは、私の想像。家の垣根にもなっているからです。

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済州島の特産物のみかん。みかん畑もパッタムで囲われています。

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これからオレンジに色づくのかな~。
島から海を渡り、ソウルの街にも並ぶのでしょうか。

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ここには韓流ドラマロケ地やテーマパークのような、派手なものはありませんが、
下加里(ハガリ)の村には島の暮らしをうかがう、雨に似合う石垣がありました。

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ガイドニムと一緒に、そぞろ歩きです。
大きな木の下に茅葺きの家が見えてきました。
村民が共有する、粉引をするための家です。

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茅葺きの家と呼ぶより、草家(チョガ)と呼んだ方がしっくりします。

まさに石とともに生きて死ぬ、済州島の昔の家の作り。
済州島の草家(チョガ)は、石自体で出来ていました。
強風から守るため屋根は低く、碁盤の目のように縄でしっかりと結んであります。

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済州島の一般的な草家についての説明ですが、長くなるのでざっと紹介すると、


(葺き替える日本の茅葺き屋根とは違い)屋根の茅は、一年に一回重ねていく。
草家は大きさによって一間の家をウェゴリチプ、二間の家をトゥゴリチプ、
三間の家をネゴリチプなどと呼ぶ。二間以上の家では、台所がそれぞれに設けられ、
家族間でも、父の家、子の家がそれぞれ炊事を行い、
済州島では生産、消費、経済を親子で別にするのが、朝鮮半島とは大きく違う。


へぇ~二世帯が並んで同居とは言っても、財布は親子で別よ~ん!だったんですね。
それほど厳しかったのかもしれません。ここでの暮らしは・・・。

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そろそろ記事が長くなってきたとは・・・分かっていますが。もう少しね。

敷地の入口にある3本の丸太「チョンナン」。
1本がかけられていれば外出、2本ではもう少し長い外出。3本では終日の外出のサイン。

3本の丸太「チョンナン」を超えて中に入ります。この進入路がまさに「オルレ」。
2日目に歩いたオルレ7コースとは違い、そもそものオルレとは、
村の中道から家の中に入る進入路を、本来は意味する言葉だそうです。

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ガイドニムの話では、この辺りには多く草家が残っていたそうですが、
「みんな金持ちとなって」どんどん消えているそうです。

残して欲し~いなあ~なんて思うのは、観光客と業界の勝手でしょうね。

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それにしても、誰が見ても危険。立ち入り禁止の札なんかありませんが。
地元民は、こんなボロ家見に来て何が面白いのか?さっぱり?でしょうね。

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そしてガイドニムの案内に熱が入ったトットンシ。済州島伝統の厠トットンシ。
トンシの中で豚を飼い、人の排泄物は豚のごはんになります。
そして豚の排泄物はトッコルムと呼び、畑の肥料になるらしい~。

ありゃ~~~。グルグルと回っているのね~~~~。

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人がトットンシに入ると、豚がこの石の隙間から「ごはんだ~」と見上げるらしい。
囲いは腰の高さまで。屋根はありません。雨の日は傘をさして用をたすのかしら?

そして済州島の強風が、お股を吹き抜けるのね~~~。ありゃ~~~。

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誰も見ていなかったら、どの程度の風が吹き抜けるか、試してみたかったです。

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先にエウォル小学校トロク分校で紹介した、フランスのカラリストの、
ジャン・フィリップ・ランクロさんが、おっしゃっています。

街並みの色彩上の統一性は、地域の自然材を使用していることに起因することが多い。

その地域の建材であれば、その建材が、その地域の建築に使用される頻度が多くなり、
その結果、街並みの色彩が統一されてくるのである。
   
伝統的な建材を使用していると、昔からの街並みの色彩に大きな変化は見られない。


済州島の経済が豊かになることは歓迎ですが、
この島の景観の色彩は、100年200年と大切の守って欲しいなあ~なんて、

私はここ下加里で思いました。

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Baidu IME_2013-9-25_1-27-33air

オルネリョ!さんが地図を作ってくれました・・・。
飛行機が空港で、ピンクの太枠で囲んだのが下加里(ハガリ)です。
空港から約14キロ。車をチャーターした方がいいかもしれません。

Baidu IME_2013-9-10_12-21-45
supported by 韓国観光公社&済州特別自治道

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Comment

下加里村~初めてですぅ
カラフルな小学校も今回紹介頂いた村も知らなかった・・・
蓮の花の満開の時にいってみたいですね。

黒豚ちゃんの餌の話、私も聞きました。
気にしないようにしていただきましたけど。

2013.09.25Wed 09:24 ≫ 編集
Re: uknowumi さんへ
uknowumiさんへ
北海道の富良野観光に、ちょっとだけ近いですね。下加里は。
あそこもCMで使われた木や景色が多くて、それまで観光客が来なかったような畑でしたが、
シーズン中には観光バスが、富良野の丘巡りをします。
いつか下加里村も、そんなことになるのかな?
この村には、昔ながらの済州島の景色が残っています。
見学するなら・・・今のうちかも?

黒豚の話・・・沖縄でも聞いたことがあります。
どちらも昔の話ですね^^

2013.09.28Sat 09:23 ≫ 編集

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