ワッタカッタ!さんのBLOG

水平視点の韓国ウォッチと大好きな旅行の記録 ときどきぼやきも・・・
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DMZの向こうに北朝鮮が見える!畑を耕し自転車を漕ぐ北朝鮮の村が望遠鏡で見える七星展望台へ

私はこれといって軍事オタクでもありませんし、歴史ファンでもありませんが、朝鮮半島の
分断の歴史を知り、DMZ旅行記を書いている最中は、なぜかとりわけドキドキワクワクします。

朝鮮半島の61年にも及ぶ、民族の分断の歴史は悲劇ですが、
長期にわたる朝鮮半島南北の対立が、手つかずの自然環境とDMZブランドを生み、
皮肉なことに民族分断のベルト、DMZが、韓国では観光資源となっているのも事実です。

国境ラインには、展望台の建設工事が、まだまだいくつか進行中です。私たちは、
2012年に鉄原と高城の展望台を訪ね、2014年には華川と金化の展望台を訪ねました。

これはやめられなくなりそうです。韓国旅行としては、いかがなものかと思いますが、
いやはや一度、ご自分の肉眼でDMZを是非ご覧になってください。ご理解できるかと思います。

人間の愚かさ。雄大な自然。無力な自分。戦争と平和。
いろいろな感情が交錯する場所、DMZです。



ここには「ステキ♥韓国」なんてものは1つもありません。趣味につきあっていただくのは、
心苦しいですが、そもそもブログなんて勝手なことを書いても良いツール。

じゃんじゃん書いていきますので、刺激的な韓国芸能ネタからは、少しばかり遠い話ですが、
もうしばらくおつきあいくださいませ。

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華川にある山陽(サニャン)軍将兵 案内所を出発して、エンジンフル稼働で車は走り、
山の頂まで約20分、七星展望台(칠성전망대:チルソンチョンマンデ)に到着しました。

七星展望台は、ソウルから120km、春川(チュンチョン)から47kmの地点に位置する、国防の最前線。

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しかし拍子抜けです。DMZのアーチを見て、ソウルの南山にでも登って来たかと思いました。
だから韓国はオモロイ。どうして国防の最前線に、こんなもの作っちゃったの?

このモダン?な建物の展望台は、約7ヶ月かけての建て替え工事が行われ、2013年4月19日、
韓国民にとって統一の悲願と、平和を象徴する安全保障の体験施設として完成しました。

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先に見える手すりから先の景色は、広大なDMZです。しかし写真撮影はここまで。
ここから先の撮影はNGと、この日私たちを迎え、アテンドと案内をした兵士に制されました。

もう~ちょっとやそっとでは、鳥肌も立たないお年頃になった私ですが、
眼下に広がるDMZ。60年もの歳月、北朝鮮と韓国が睨み合っている現場に鳥肌が立ちます。

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この日、唯一、写真撮影が許された場所から撮影したDMZです。
こんなちっぽけな写真しか、ここでは撮れませんでしたが、息を呑む景色、どう伝えたら良いのか。

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新しい展望台には、カフェスペースも。奥には売店(撮影禁止)がありますので、
そこでコーヒーやドリンク、駄菓子やアイスクリームを買って、ここで休憩出来ます。
写真には撮りませんでしたが、迷彩服を来た兵士が大勢休憩していました。

ちなみにここでの売店は、PX(軍部隊内売店)と言います。
旅友はホットコーヒーを。私はロッテのアイスをPXで買って食べました。

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ここで七星展望台(칠성전망대:チルソンチョンマンデ)に駐屯する、部隊についての話。

ここは韓国陸軍第7歩兵師団、通称「常勝七星部隊」が駐屯する展望台。
「七星展望台」の名称は「常勝七星部隊」から。手続きをとれば外国人でも見学は可能です。

実際に自分の眼で、DMZのGOP(前方哨所(전방초소))大隊の将校たちを間近で見ると、
ここが、国防の最前線であることが実感出来ます。本当にびっくりです。

ここを守る韓国陸軍第7歩兵師団は、朝鮮戦争の際、いち早く平壌(ピョンヤン)を制圧し、
南侵の指揮司令部として使われた金日成大学の屋上に、太極旗を掲揚したなど、
数々の戦果を挙げた由緒ある部隊として、韓国では知られています。

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数々の展示物は、北朝鮮軍と韓国軍の対比として展示されています。
ここはジャンジャン写真に撮ってとOK。なぜなら・・・広報だからです。

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北朝鮮の兵士の軍服は、韓国サイドに脱北をして来た兵士が実際に着用していたもの。

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南北の対立も長くなり、多少の緩みもあるのでしょうか。
最近ではノック兵士でしたか、地雷が埋まっているはずのDMZを歩いて来て、
敵の監視小屋をノックして、お邪魔したとは言いませんが、脱北して来た兵士の話もあります。

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潜水艦の中で携帯電話を使用して、存在がバレたとか。よく聞く話ですが、
長く韓国を旅行して、韓国人とも、それなりにつきあっていると、あり得る話かなと。

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北朝鮮軍と比較して見せる韓国軍の、いわゆるプロパガンダとしての展示物ですが、
おチョコチョイ兵士の話なんかばかり、ここでは思い出しました。

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さてさて芸能兵士のデートとか風俗店通い、禁止されている携帯電話の使用もですが、
朝鮮半島の南北の対立も、最近では多少~平和ボケしているという話も聞きます。
61年もの歳月、人は緊張出来るものではありません。私は20分が限界です。

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※パク・チョンヒ直筆の書です。

ところで、かつて韓国陸軍第7歩兵師団のヒーローと言えば、朴正熙が知られています。
朴正熙(パク・チョンヒ:박정희 1917.11.14 ~1979.10.26)は、韓国の現大統領、
朴槿惠(パク・クネ)大統領の父親。偉大な父親を持った朴槿惠大統領は、残念な言動ばかりですが、

さて朴槿惠大統領父ちゃんは、1956年、韓国陸軍第7歩兵師団の第12代師団長として任命され、
「朴正熙准將が戦えば、いつでも勝つ、強い部隊の育成に力を注ぐ」との、
所信表明がきっかけで、部隊のキャッチフレーズが「常勝七星部隊」となったそうです。
(部隊OBコミュニティーサイトより)

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韓国語が意味として頭に入らないと、ただの見晴らしの良い展望台ですが、
敵も正面から直ぐ目の前で、こちらの私をうかがっています。
北朝鮮は掘った穴から監視するのがお好みだという話です。どこから見られているか分かりません。
展望台には、こんな注意書きも(案内には地図もありましたが割愛しました)。

避難時行動要領 (万が一の心得です)

・案内幹部兵の指示に従い、避難場所に移動する
 ※移動距離:280m、所要時間:3分

・避難場所に到着後、防毒マスクを装着して北側に向かって腹ばいになる

・目を閉じ、鼻、耳を塞ぎ、口を開く
 ※鼓膜、臓器破裂の予防(圧力差を減少させる)

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どうでしたか。長い記事になってしまいましたが。
ここ七星展望台には、11:00~12:00まで、1時間ほど過ごしました。

お天気も良く、望遠鏡でDMZの向こうを見ると、北朝鮮の村がハッキリと見え、
この日は畑仕事をしている様子も、自転車を漕いでいる北朝鮮の村人たちも、よ~く見えました。

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一見すると、のどかな、まるで昔話の絵本のような北朝鮮の村でした。

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PX(軍部隊内売店)で買ったお土産。韓国軍仕様の携帯用カイロです。デザインが韓国らしい^^




七星展望台(チルソンチョンマンデ:칠성전망대)
江原道 華川(ファチョン)郡 上西(サンソ)面 山陽里(サニャンニ)
강원도 화천군 상서면 산양리

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2013年11月の韓国旅行記
華川・七星展望台から金化・勝利展望台そしてソウルへ~DMZ非武装地帯を巡る旅その2 を、
最初から読むには、 明日から初雪が降った韓国へ♪ ←ここをクリックしてください^^
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Comment

行ってみたい
写真が命のブログ
その写真が撮れない、見られないとなると
ぜひ行ってみたいです。
今度鉄原行くときに付いて行きたい(^^;
お邪魔にならないようにしますから(笑)


2014.02.11Tue 07:21 ≫ 編集
軍事おたくでない私も軍事境界線には興味があり、初訪韓のときオドゥ山統一展望台に行きました。
展望台では、川の向こうに北朝鮮の農民が見えるはずが、鈍臭い私は望遠鏡でいくら見ても分からず、がっかりでした。

さて、軍事おたくではありませんが軍服、迷彩柄を見ると興奮してしまうので、今回のワッタカッタさんの旅行記は、とくに喰いついてしまいました。

なかなか、韓国旅行にもいけませんがまた、非武装地帯にはぜひ行きたいです。
2014.02.11Tue 09:26 ≫ 編集
Re: 豊年満作 さんへ
豊年満作さんへ是非是非^^
ソウルから京元線に乗って鉄原を過ぎ、北朝鮮と言われた町で、
冷麺を食べましょう。長生きしなくっちゃ^^
2014.02.11Tue 13:36 ≫ 編集
Re: ハルハナさんへ
ハルハナさんへ
韓国には、非武装地帯を沿って歩いて、横断する人たちもいるそうです。
何なんでしょうね。もちろん平和が一番ですが、なぜか興味あります。
次は、どこの展望台に行こうかと、物色しております^^
2014.02.11Tue 13:39 ≫ 編集

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