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逮捕された韓国沈没船セウォル号の船長 10年前のインタビュー記事

TEXT BY オルラッタネリョッタ!

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済州島初のオンライン新聞「済州トゥデイ」が2004年1月1日に報じた、
逮捕された沈没船セウォル【歳月】号のイ・ジュンソク船長(69歳)、
10年前のインタビュー記事を見つけました。

이준석인터뷰

なぜ彼が取材を受けることになったのかは、
当時、済州島-仁川間で高速フェリーが初就航し、
その時の記念すべき第1号の船長が、今回のイ・ジュンソク氏だったからのようです。


タイトル
「西海の夕焼け空に詩を書く、서해 노을위에 詩를 쓰다」
↑ ↑ ↑
あまりに叙情的すぎて意味不明になってマス。


サブタイトル
済州-仁川 15時間の航海
安全航海のため常に緊張


記事本文

「新年なので憂鬱な出来事よりは、日の出のように力強く
希望溢れる便りがいっぱいの1年になれば嬉しいです」
済州島と仁川を往復する
旅客線「淸海鎭【チョンヘジン、今回問題の船会社】高速フェリー」の
初就航の船を任されたイ・ジュンソク船長。(58歳、釜山市在住)
30年余りを「海の男」として生きてきたこの船長は、
海から見る日の出と日没を思い浮かべ、
新年は日の出のように活気あふれる1年になってくれることを祈願した。

※後で調べて見たら、
今回事故を起こした淸海鎭【チョンヘジン】海運が所有する、
↑で言及された高速船は、現在も就航中の「オハマナ号」の事。
その後、今回沈没した「セウォル号」が、昨年3月に追加で、
「仁川⇔済州島」路線に投入された模様。
↑ ↑ ↑
船名をクリックで、船体が見れます。

Baidu IME_2014-4-19_16-30-57

船長は20代中盤に意外な形で船に乗ることになって以来、20年余り、
外国航路の船を専門としてきており、
ここ10年余りは、旅客船船長として、海で過ごしてきた。
生活のほとんどを海で過ごしたおかげで、危険な目もたくさん乗り越えてきた。
「最初に乗った船が木材運搬専用船だったのだけど、
日本の沖縄付近の海域で、船が横転してしまったんですよ。
でも、日本の自衛隊がヘリを使って助けてくれました」
「あの時、万が一、助けてもらえなければ、今の自分はなかった」
などと当時を振り返った。
続けて、「海で台風に遭遇したとき、2度と船には乗ってはいけない、と思うのだけど、
人間なんて愚かなもので、危機を乗り越えてしまえば、船に乗らないなんてことは、
すぐに忘れてしまい、今の今まで船に乗っているんですよ」と船長は豪快に笑った。
彼は家族や親戚、友人と一緒の時間より、船で過ごす時間が多いので、
かえって、下船する際には、寂しい気持ちとなり、船を振り返ってしまうとも語った。
外国航路を離れてからは、旅客船の船長となり、
はじめは「済州島-釜山」路線、今では「済州島-仁川」路線を任されている。
一般人にとっては、15時間という運行時間は、長く感じるかもしれないが、
外国航路を経験した彼にとっては、短い時間に過ぎない。
それだけに、航海中、彼が迎えた日没と日の出の回数は数え切れない程だ。

「太陽が昇る時の海は湧き立つような雰囲気だけど、
夕暮れになれば、ただただ静かだ」
「いつの間にか、人生を整理する年齢になり、
昔を振り返れば、厳かな気持ちになる」と語った。
「旧正月や旧盆など特別な日に家族と過ごすことは滅多にない」
「今では家族も、そのようなことは当然と受け止め、理解してくれる」と語る彼からは、
どこか寂しげな心情を感じ取れる。
「代わりに、故郷に帰る人々を旅客船に乗せることで、
私が享受できない幸せな時間を彼らが家族と共に過ごしてもらうことで、
私には十分な慰めになっています」という船長は、
「今日も明日も、私はただただ船とともに過ごすのです」と語った。

一人でいることに慣れきってしまい、夕日が沈む頃には、
彼にも、間違いなく孤独感が忍び寄るのは人情の常というもの。
「時には家族と過ごしたいと想うこともあるけど、すぐに海が恋しくなるし、
海にいればいたで、家族が恋しくなるといった感じで、毎日がその葛藤の繰り返し」
「だけど、このようなわびしさや葛藤も一時のことで、
暗闇の中で安全運行せねばならないという職業上の緊張を緩めるヒマはない」
レーダーに捉えられない小型漁船がどこから現れるかもしれないという状況で、
危険は常に存在しているのだ。
だからこそ、「常に緊張しながら、生きていかねばならないが、
そうやって過ごしていれば、雑念もなくなり、かえって、今の生活には満足だ」とも語った。

Baidu IME_2014-4-19_16-31-8

今年の願いを彼に問いかけると、
「青年たちが皆、職場を持ち、一生懸命働ける世間となり、
私の仕事面では、旅客船の乗客が多ければ、こんな幸せなことはない」と語る彼は、
真冬の厳しい風をものともせず、海に出るため、肩を切って歩いていった。

以上ッス


この船長、一部の韓国人ブロガーからは「セウォル号の悪魔」と呼ばれています。
このインタビューから10年。
時間の経過が彼を変貌させたのか、
インタビュー自体が彼の本質を捉えていなかっただけなのか、
僕自身、いろいろ考えさせられる記事でした。
沈みゆく船からいち早く脱出したこと、
船長の素早い脱出を制止した後輩船員を怒鳴りつけたこと、
搬送された病院で、船長の身分を隠し、一般乗客を装ったこと、
自分の小遣い稼ぎのために、勝手に貨物を積んでいたこと、
これらはすべて、人々の想像や錯覚や誤解なのか?
どのように捉えるかは、皆さんに委ねたいと存じます。

現在、韓国のネット上では、船長を誹謗中傷する書き込みに溢れかえっています。
警察は、船長を誹謗中傷する書き込みをするネットユーザーには断固対応すると警告し、
放送内容をチェックする大統領直轄機関である「放送通信委員会」は、
マスコミ各社に対して、船長の私生活を暴くような人権侵害にあたる報道は
自粛するようにと通告までしています。


追記 2014.0419 22:30

Baidu IME_2014-4-19_22-5-36
※船長が2010年、京畿道 富川市のローカル放送局「OBS 京仁TV」の番組に出演した映像。
この時の彼のコメントは以下の通りです。
「私たちの仁川-済州島間の旅客船をご利用の方々は、
また再びご乗船されても、安全・快適で、乗務員の指示に従って、行動して頂ければ、
どの交通機関よりも安全な旅行をお楽しみ頂けると思います」
なぜか、現在、OBSのホームページでこの映像は削除されてしまいました。

Baidu IME_2014-4-19_21-43-55
※19日報道のSBSスクープ映像。
事故発生2時間後の午前11時ごろ、最初の救命船が港に到着後、
救護テント前で、何食わぬ顔で歩く船長の姿をSBSの取材カメラが偶然キャッチ。
「第1号脱出者」の動かぬ証拠となりました。


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Comment

「オナハマ号」とは日本の「小名浜」なのだろうか?それとも韓国語なのだろうか?
2014.04.21Mon 04:45 ≫ 編集
Re: 名無しさん@ニュース2ch さま
名無しさん@ニュース2ch さま

ごめんなさい。

「オハマナ号」が正しいです。訂正いたします。
ご指摘、ありがとうございました。

よって、小名浜とは関係ありません。
2014.04.21Mon 13:37 ≫ 編集

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