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「モンセンイ」さんで柿渋染め体験!済州の伝統衣服「カルオッ」は青柿で染めていた!!

私は旅先で伝統工芸品を作る、いわゆる「体験もの」をする習慣がそれまでなく、
FAMツアーに参加させていただくようになってからです。

済州では「カンセ人形」を縫ったり「メジュ(味噌玉)」作りや、
そしてソウルでは「マッコリ作り」の体験をさせていただきました。

各地いろいろとある「体験もの」は、その土地や国の衣食住に関わることが多く、
旅先の生活文化の理解につながりますが、何よりの楽しみは、
知らないもの同士の集まりで共同作業するうち、モノを作っていくという過程を通して、
お互いの気持ちの距離が、ぐっと近くなることではないでしょうか~。

遺跡、国宝、天然記念物を見ているだけでは、なかなかお近づきになれません。
そういった意味から今回のFAMツアーも「体験もの」は楽しみでした~。



今回のお題は「柿渋染め体験」と行程表に書いてありました。

モノを知らない私は『ああ~チムジルバンで着る服ね~』その程度の間違った認識の私です。
色が、そう柿渋染めの色が、まさにチムジルバンでよく目にするサウナ着の色なんです。

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私たちを迎えてくださったのは、
済州の北西部、翰林公園(ハルリムコンウォン)近くにアトリエを構える、
済州伝統の柿渋染めを用いた衣類、雑貨、小物まで製造・販売するモンセンイの
社長さんで、デザイナーのヤン・スンジャさん。

ヤン・スンジャ社長は済州の生まれ。ニューヨークにてデザインの勉強をし、
1990年代前半、故郷の済州でモンセンイを創設。今年64歳だそうです。

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そしてヤン・スンジャ社長の話を、手振り身振りを入れて通訳するガイドのアミさん。
日本語が出来るからガイドも通訳もできるかというと、そういう簡単なことではなく、
瞬時に韓国語から日本語、日本語から韓国語に変換するのは、ガイドとは別の、
そのまた違う努力がいるそうです。通訳は特殊な脳みその使い方をするらしく難しいと。
そういった意味からも、今回お世話になったアミさんは優秀なガイドさんと分かります。

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済州の人が作業をするとき身につけた衣類は「カルオッ(갈옷)」と呼び、
熟さない柿の実、青柿を潰した汁で染めた生地で作ります。

カルオッがいつから済州島で着られるようになったかは
文献が残されていないので、不明ですが、1960年代までは、多くの島民が着ていたと、
韓国語のウィキペディアに書いてありました。

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木綿を「柿渋染め」で着色し、カルオッに仕立てた衣服は、最初はゴワゴワしていた感触が、
使っていくうちにだんだんと柔らかくなり、労働をするのに丈夫でラクな衣服だそうです。
そして何より好まれたのは、泥にまみれて作業をしても汚れが目立たない、
その染料の色だとか。

ここモンセンイさんでは、伝統の「柿渋染め」に加え、済州の自生の植物、
鉱山物質の火山石などの天然染料を用い、「済州の美」を今に実現させるべく、
伝統に現代的な感覚をプラスした製品作りに、日々精進されているそうです。

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そして私たちも「柿渋染め」の体験をモンセンイさんでしました。

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先ずは布はしの横糸を抜いて、簡単なフリンジ作り。
これが早い人と遅い人がいて、簡単ですが侮れない作業です。

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横糸を抜いたら、工場から出荷された際、木綿繊維に残留している化学物質を、
洗い流します。天然染料、柿渋に染まりやすくなるための作業。

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この日、真夏のような日差しで暑かったですが、水は、きりっとして冷たかったですね~。
済州の水は、やはり都会の水とは違うなんて感じていました。

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洗いが終わったら、キツく絞って、タライに2枚ずつ入れます。

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三多水のペットボトルに入った、青柿の汁をドボドボ~と適量、回しかけます。

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ガイドのアミさん、一生懸命通訳しています。

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そして繊維の隅々まで染料の柿渋が行き渡るように、モミモミと揉み込みました。

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フリンジの先の先まで、よく染まりますようにと、みんなで丁寧にモミモミ。

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5分くらいでしょうか~これでOKだそうです。柿渋さえあれば意外と簡単です。

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そして干す作業の前に、シワのばし。

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2人1組で布の端を持ち、ピンピンに伸ばします。

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これは性格が出るのでしょうか~!?そんなに引っ張らなくてもと・・・
あちらこちらで笑いの渦。作業をしていると、だんだんと、楽しくなってきました。

済州は歩くだけで元気になっていく島とは、以前、ガイドのアミさんから聞きました。
済州は、島全体が火山、玄武岩で覆われた島。
島から多量のマイナスイオンが放出されているせいか、島に行くと気持ちが高揚してきます。

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全員、「柿渋染め」第1段階が終了~!

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亜熱帯樹木の間に、天然染料「柿渋」で染めた木綿が、はためきます。
なんんとものどかな風景に、都会から来た私は、心が癒されました。

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「柿渋染め」の作業は、これで終わりではありません。
ここでは乾燥するまで干しましたが、このあと自宅で、快晴の日を選んで、
一週間、太陽の光に照らします。曇りや雨の日はNGですから、トータル1週間。

干す作業の前は、軽く水洗いをして干す。これを7回繰り返すと、
だんだんと染料の色がはっきり濃くなっていくそうです。
ポイントは、布全体、表も裏も、均一に太陽光線をあてることだそうです。

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布が乾くまで、近くのカフェでお茶をしました。そこで小一時間ほど過ごし、
またモンセンイさんに戻りました。

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日当たり具合にもよりましたが、ほぼ乾いていました。
私のはパリパリに完全に渇いた状態。

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yukieさんが染めた木綿と並べて。さてここから自宅でどのように扱うかで、
染め具合も、それぞれ違っていくと思われます。私はまだ1回しか干していませんので・・・
今日は天気が良いので、水洗いをして干しますか・・・。

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染め上がると、濃い赤茶色になるそうです。経過はこの記事内で報告しますね。

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柿渋染めの体験は材料費込みで4万ウォンだそうです。
そしてここではモンセンイさんで企画製造された製品の購入もできます。

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婦人服を中心に、小物、雑貨まであります。

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何気なく見ていたのですが、1点1点が天然染料で染めた1点もの。

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このエプロンドレスも120000ウォンです。う~んいいお値段します。

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社長でデザイナーのヤン・スンジャさんは、
さまざまな天然染色技法の研究にも取り組まれているとか。

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1点1点、微妙に色合いが違うのは、天然染料のせいでしょうか。

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これは紳士用の帽子。柿渋染めだけに渋い色合い。

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巾着に・・・

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婦人用の帽子も各種あります。

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ひゃ~そして靴まで!染めてみましたか!

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柿渋染めの特徴として、水に強く、細菌の繁殖を抑える効果も期待できるとか。

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ちなみにガイドのアミさんによれば、
済州ではトイレのそばに柿の木を植えることが多いそうです。
ほとんどの柿の木は、渋柿で、食用より染料として使用されるとのこと。

済州の市場や観光地の売店でよく見かける赤茶色の衣服「カルオッ」について、
知ることが出来た体験でした~。

モンセンイ
済州市翰林邑狭才里2469-1
TEL +82(0)064-796-8285
モンセンイ ホームページ ⇒ 


まだまだあるぞ~!Jejuのダイナミックな魅力は過去の済州島ツアーの記事でもどうぞ!

2013年9月パワーチャージの旅 in 済州2泊3日 目次⇒
2013年12月~済州の魅力を大満喫!2泊3日あったか冬旅行 目次⇒

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Comment

2泊3日の済州島お疲れさまでした!&ありがとうございました!!
みなさんとご一緒できてよかったです(*^▽^*)

こんないろんな商品が売ってたんですね!!
あたし、めちゃくちゃ不器用なので糸ぬきに時間がかかってしまい
お店の中一瞬しか見てないんです(^_^;)

天気のいい日に濡らして干してるんですが、だんだん色が濃くなってきました!!
完成が楽しみです!!
2014.10.27Mon 01:20 ≫ 編集
Re: takatoroさんへ
takatoroさんへ
こちらこそありがとうございました!!
実は糸抜き、ほとんどやっていません(^_^;)
アシスタントの先生が、デモでしょうが、どんどんやってくださり、
そのあとの洗いも、見本でやってくださり、私が手を動かしたのは、
染めの作業くらいでした・・・。体験になっていないかも?
私は、帰国してまだ1回しか干していません。
これから楽しみです^^
2014.10.28Tue 02:42 ≫ 編集

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