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2015年韓ドラ最高作候補!jtbcドラマ「愛する恩東[ウンドン]」が今週末で끝(´;ω;`) 

TEXT BY オルラッタネリョッタ!


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2015年韓ドラ最高傑作候補、
jtbcドラマ「愛するウンドン」も今週の金・土でオーラスを迎えることになり、
先週土曜日OA、14話のエンディング部分で15話の予告編が流れなかったことも
影響したのか、番組HPには、脚本家に対する「ハッピーエンド」を望む声が
多数寄せられています。中には、
「ここまで夢中にさせておいて、悲しい結末にしたら、私のこれまでの時間を返して!」
なんて脅迫めいたものまでありました。

一方、僕的には、ここまで素晴らしいストーリーを生み出してくれた脚本家さんなので、
視聴者の意見に左右されることなく、
作家さんの思った通りにやり遂げていただければ、それでOK!
というスタンスではあります。

既存の純愛ドラマと比較した場合、このドラマが、
どうしてここまで突き抜けて秀逸なものとなっているのか、
僕なりに考えた場合、
やはり、主役の男女が外圧に対してとても「攻撃的」である点を挙げたいと思います。
つまり、これまでの純愛韓ドラでは、主役男女の愛を妨げる外圧に対して、
主役男女が実に非力・無力&常に人任せ&問題を何も解決できないケースが多くて、
見ているコチラがイライラ状態に陥るケースが多かったと思いますが、
このドラマでは、主役2人の愛がとても強固で、主役男女双方共に、
相手が苦しんでいると分かるや、苦しめている人間に向かって、
正々堂々、宣戦布告して、問題解決に立ち上がるという点がステキで、
見ていて本当すがすがしいのです。

野暮なので、ストーリーの細かいことは省略させていただきますが、
それでも、全16話のミニシリーズ、結末はHappy? or Sad?
それが問題なのですが、
どうしても僕は第1話で、10代ヒョンスが登場する国語の授業シーンで、
先生が朗読している文章の一節が気がかりで、気がかりで。

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아사코와 나는 세 번 만났다. 세 번째는 아니 만났어야 좋았을 것이다.
朝子と私は3度出会った。3度目は会わないでいたほうが良かったのだ。

인연

この一節、韓国人的にはお馴染みの文壇の大御所で、
ソウル大で長年、英文学の教授をされ、2007年、96歳で永眠された
皮千得(피천득[ピ・チョンドゥク])のエッセイ「因縁」からの引用だったのですが、
ついでなので、エッセイの全文を訳してみました!


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皮千得「因縁[인연(イニョン)]」(原文)

今年の4月、春川[チュンチョン]に行こうとして、行けなかったことがあった。
目的は聖心女子大學校
(韓国のカトリック系大学※現在、他大学と統合し、「カトリック大学」と名称変更)
に行きたかったのだ。
その学校の冬期講習の間、週1のペースで私の授業があった。
地方通いで講義を担当することになり、少々辛かったが、
周シスターと金シスターの二人が、わざわざ我が家にまでやって来て
お願いされたことへの儀礼的な意味もあったが、
私には私なりの事情もあったのだ。

数十年前、私が16歳になった春、初めて東京に行ったことがある。
ある方の紹介で社会教育家M先生のお宅で、
下宿させてもらうことになったのだ。
芝区(現在の港区白金付近)にあるそのお宅には、
ご主人の奥さんと小さな娘さんの3人で生活されていた。
女中さんも書生さんもいなかった。
目が綺麗で、よく笑う娘の朝子は、
最初から私を実の兄のように慕ってくれた。
朝方に産まれたからといって、「朝子」という名前を付けたとのこと。
家の庭には、大きな木が植えられ、1年草の花も多く見られた。
私が到着した翌朝、朝子はスウィートピーの花を摘んで、花瓶に差し、
私が使うことになった机に飾ってくれた。
スウィートピーは朝子のように、幼く可愛い花だと思った。

聖心女子学院初等科の1年生だった朝子は、ある土曜日の午後、
私と一緒に、学校まで散歩をした。
幼稚園から大学まで用意されたカトリック系教育機関として
有名なこの女学園は、市内にありながら
(※当時は東京市芝区白金台町)大きな牧場まで所有していた。
朝子は自分の下駄箱を開けて、教室で履くための白い運動靴を見せてくれた。

私が東京を離れる日の朝、
朝子は私の首を抱きしめ、頬にキスをしてくれ、
私は使っていた小さなハンカチと指輪を
別れの贈り物として彼女にあげることにした。

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その後、10年が過ぎ、そして、3・4年の月日が流れた。
その間、私は、国民学校の1年生くらいの可愛い少女を見ると、
朝子を思い出すようになっていた。

私が2度目に東京に向かったのも、4月だった。
宿泊先を東京駅に近い旅館に決めた後、すぐに、M先生のお宅を訪ねた。
朝子はいつのまにか、清純で見た目にも洗練されたご令嬢になっていた。
家の庭に咲いている木蓮の花のように・・・
あの時、彼女は聖心女子学院の英文科3年生だった。
私はちょっと気まずい感じだったのだが、
朝子は私との再会を喜んでいたように感じた。
ご両親が、時々私の話しをしてくれて私の存在を記憶されていたようだ。

その日も土曜日だった。夕食前に、一緒に散歩に出かけた。
そして、何げなく意識もしなかった足取りは、
聖心女子学院の方向に向かっていった。
キャンパスを一通り回って戻る頃には、
私は朝子に靴箱はどこにあるのかと聞いてみた。
彼女はなんの事かしらという表情で、私をじっと見つめ、
教室には靴を脱がずにそのまま入るのと言った。
そして、突然、彼女は走り出し、
教室に置き忘れてきた傘を持って戻ってきた。
今でも私は女性の傘を見るたび、
薄緑がキレイだった彼女の傘を連想するのだ。
“映画「シェルブールの雨傘」”
~カトリーヌ・ドヌーヴ主演のラブ・ロマンス映画(1964,仏・西独合作)”~
を私がとても好きだったことも、朝子の傘のせいではないかと思う。
朝子と私は夜遅くまで文学について語り合った後、
軽く握手をして別れた。
新たに出版されたバージニア・ウルフ作「歳月(1937年)」についても
話題にのぼった。

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その後再び、数十年の歳月が流れた。
その間、第2次世界大戦が勃発、そして朝鮮半島は日本から解放され、
そして、朝鮮戦争が起きた。
私はどういうわけか、朝子の事をしきりに思った。
結婚はしているだろうし、住んでいた場所は爆撃を受けなかったのか?
旦那は戦死でもしなかったのか?といろいろ考えた。
1954年、初めてアメリカに渡って韓国に帰国する際、
私は東京に立ち寄り、M先生のお宅を訪ねた。
意外にも、町内がそっくりそのまま残されていた。
そして、M先生のご家族はお宅でそのまま生活されていた。
先生の奥方は、興奮したお顔で私を迎えてくださった。
そして、韓国が独立できて何よりも良かったと
祝いのお言葉もかけてくださった。
朝子は戦後、マッカーサー司令部で翻訳の仕事をしていたが、
そこで出会った日系2世と結婚し、
別の場所で暮らしているとのことだった。
朝子が戦争未亡人にならなかったことは大変良かった。
しかし、日系2世と結婚したという点が少し、心に引っかかった。
会ってみたいと言ったら、奥方が朝子の家に案内してくれた。

角ばった屋根に角ばった窓が据え付けられた小ちゃな家だった。
20年以上前、私が朝子にあげた童話本の表紙に描かれた家も
こんな感じだった。

“あっ!きれいだわ。私たち、機会があったらこんな家で一緒に住もうよ!”

朝子の幼い声が今も聞こえてくるようだ。
10年ほど早く戦争が始まって、その分、早く韓国が独立を果たしていたら、
朝子の言葉のように、私たちは同じ家で暮らしていたかも知れない。
例え、角ばった窓のある家でなかったとしても・・・
こんな儚い思いがよぎっては、過ぎ去っていった。

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家の中に通されてすぐ、鉢合わせしたのは、
萎れた百合の花のような朝子の顔だったのだ。
「歳月」という小説について語り合って以来、
10年以上もの時間が経過しているものの、
私はまだまだ、若々しさを残した働き盛りの年齢なのに。
彼女のご主人は私が想像した通り、日本人でもなく、アメリカ人でもない、
そして、進駐軍の将校だということを威張っているような男だった。
朝子と私は、何度かお辞儀をして、握手もせずに別れた。

懐かしいと思いながら、再会を果したのにも関わらず、
その後、会うことが長らく叶わないなんて事もあるし、
一方では、生涯忘れられないと想いながらも、
その後、敢えて会わないまま生きていくようなケースもある。
朝子と私は3度出会った。
3度目は会わないでいたほうが良かったのだ。

今週末には、春川[チュンチョン]へ行ってこようと思う。
昭陽江[Soyanggang※春川市内を流れる川]の冬の景色は、
今年も美しいことであろう。

(終)



最近の韓ドラ、すぐに「パクリ問題」が浮上するケースが多いので、
このドラマの場合も、
第1話で物語のモチーフを視聴者にバラしている格好なのだと想像しますが、
なぜ、制作陣が、主役男女を10代/20代/30代と3つの時期に分けて、
役者をキャスティングするのにこだわったのかが、よくわかるエッセイですね。
※これに関しては、制作陣のインタビュー等で明らかにされたものではないので、
 確かなことではなく、僕の勝手な想像です。


このエッセイ通りに、数十年の純愛も悲しい結末を迎えることになるのか?

初恋もので、ハッピーエンドはかつての韓ドラでも前例はそうそうないと思いますが、
その前例をぶち破って、数十年にも及ぶ初恋をハッピーへと結実させるのか?
今週、そればかりを考え、何か落ち着かない週となっています。


ところで、15話の予告が前回なかったので、
先ほど、番組HPで予告的なイメージがUPされました。

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なにか深刻な表情のチュ・ジンモ&キム・サラン。
ん~、イヤ~な予感、イヤ~な予感。

同様に15話予告映像もUPされました。



これまでの物語の流れから見てみても、
深刻な状況に陥る主役の2人は似合わない!似合わない!
本当はハッピーエンドを僕も望んでいるようです。
金曜日のOAは、繰り上がって20時30分からとなっています。


おまけ

2002年、韓国KBSが某番組で皮千得(피천득[ピ・チョンドゥク])を取り上げた際、
先生と朝子を再会させようという無謀な企画を思いつき、
KBSの東京特派員に調査を依頼。
その特派員も「朝子」という名前だけを頼りにリサーチしたところ、
朝子と幼稚園から大学までの同級生だった教会シスターを偶然、探し出し、
彼女の持っていた大学の卒業アルバムの入手に成功!
実際の朝子さんは↓ ↓ ↓

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朝子は2002年当時、サンフランシスコ在住&ご存命ということまでも
番組制作陣は割り出しましたが、
先生本人が彼女との再会を拒否されたということです、じゃんじゃん。






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Comment

1話でそんなシーンがあったんですね。もう一回見返さなきゃ!!
その一節が気になってその小説まで探してくるところ、すごい探求心。さすがオルラッタネリョッタさん。しかも訳してまでくださって。その小説がこのドラマのモチーフなんですね。

ツイッターでこのドラマにはまっている方がいたので、思わずコメント残しちゃいましたよ。知ってる人はちゃんと見てるんですね~作家さんも素晴らしいし、監督さんも素晴らしいと絶賛してらっしゃいました もちろん俳優陣も素晴らしいですが。

最後の2回ドキドキですね。予告を見て色々想像しています。チュ・ジンモが彼の子供ですって言ってますよね。広い心でウンドンとライルを見守るのですかね。涙涙じゃないですか!本当の父親でも育ての親にライルはなついていて、入り込めないって感じ。切ないですね~

本番死守は出来ませんが明日の夜楽しみです。ここで韓ドラのお話が出来るの本当に楽しいです。いつも情報ありがとうございます。
2015.07.16Thu 22:59 ≫ 編集
エッセイの和訳について
 [朝子は私との再会を喜んでいたように感じた。」
この後ですが、[ご両親が、時々私の話しをしてくれて私の存在を記憶していたのだとおもう」となると思いますが、どうでしょうか?
 
2015.07.17Fri 14:41 ≫ 編集
Re: ぱみゅぱみゅ さま
ぱみゅぱみゅ さま

いろんな伏線を仕込む脚本家さんなので、
見ているこちらも、ついつい、うがった見方をしてしまう、そんなドラマです。

15話、本番死守しましたが、ジンモ&サランの関係、世間からは不倫扱いされ、
ライルも全然、ジンモになつく気配なし。
おまけに、ジンモ、自分の父親からは、ライルを育ての親に渡すように説得されるなど、
僕的には、憤慨やるかたない15話になってました。

どうして、自分に気持ちがない女とわかっているのに、
わざと交通事故を誘発。
サランが、記憶喪失になったことをいいことに、
自分に都合のいいような過去をサランに洗脳したような
自己愛が強く、卑怯な変態野郎にジンモが実の子供を渡さなければならないのか?

万が一にも、ライルのみならず、サランまでもチェ・ジェホのもとに戻る展開が
最終話で繰り広げられるなら、僕、テーブルをひっくり返しそうで、怖いです。


2015.07.17Fri 22:26 ≫ 編集
Re: hukuko27님
hukuko27님

만일 “아버지, 어머니가 가끔 내 이야기를 해서”라면
제대로 할 수 있었는데,
“내 말을 해서”이기 때문에 제가 헷갈린 것 같습니다.
지적하신 대로 수정하겠습니다.
감사합니다.




2015.07.17Fri 22:37 ≫ 編集
今見終わりました‼︎ ハッピーエンディングじゃない匂いがプンプン😭😂身を引く形じゃないですか〜ライルの偽父親への愛が半端ないからしょうがないのかな なんかジンモ可哀相過ぎますね
2015.07.18Sat 00:42 ≫ 編集
Re: ぱみゅぱみゅ さま
ぱみゅぱみゅ さま

15話終了後、Daumのドラマ評価のコメント欄が荒れてます。
昨日まで平均評価9.9点という歴代最高得点だったのに先ほど、9.8に落ちました。

MaRLBoRoさん
0点
脚本家キチガイだね~。こんなゴミみたいな結論見せようと今まで時間の浪費をさせたのか?
12話までは私の人生最高のドラマだったのに、、、
キチガイ作家!これから脚本書くな!あ~、気分が胸糞ワル~。

ドロシーさん
0点
12話で終了すれば良かったのに。タダの並の作家だったね。お前の作品はもう見ない。
いっそのことタイトルを「愛するチェ・ジェホ」にしとけばよかったのに。

ラブリーコンさん
ハッピーに終わろうが、サッドに終わろうが、結末なんて重要じゃない。
せっかく名品ドラマになれたのに、うまく書いていたのに、終盤はただのドロドロドラマ。
チェ・ジェホの自殺シーンからこのドラマは崩壊した。
2015年最高作になれたのに、残念・・・

まだまだ希望を失っていない人々も多数いらっしゃいます。
僕もその一人です。
明日の最終回がホント怖くなってきました~。


2015.07.18Sat 01:34 ≫ 編集

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