沖縄の旅、最後の夜の最後は、どこに行きましょうか~。

県庁前駅から、ゆいレールで移動します。沖縄は東京に比べ日の入りが遅く、
ずいぶんと昼の時間が長かったような錯覚を感じます。

沖縄の旅、最後の夜の最後は、やっぱり栄町に行かないとね。
ゆいレールに乗って、県庁前駅から安里駅までは3つ目、直ぐです。

安里駅に到着です。
スーパーの「りうぼう」が見えたら、栄町の入口に来た気持ちになりますが、
今回の旅で、ゆいレールに初めて乗車した私、
ホームから安里の「りうぼう」を眺めるのも初めてで、新鮮な気持ちがしました。
栄町の「栄町市場」は、ゆいレール安里駅から徒歩2分、
私的には「牧志公設市場」と並ぶ、那覇の市場巡りでは欠かせない場所。

駅から栄町市場の方へ歩き出しました。ここは変わりませんね。ほっとしました。
牧志駅前の変わりように、そして国際通りも、ずいぶんと街も通りも洗練されて、
少し残念な気持ちでしたが、この街は時が止まっていました。
バブル時代を経ても変わらぬ沖縄の原風景に、感謝感謝感謝の気持ちです。
ところで、ドミトリー風(ふう)と読んでいました。こちら、風(かぜ)ですね・・・。
旅館風とかホテル風かと、記事を書く寸前まで勘違いしてました(^_^;)

安い!毎月LCCで飛んで、沖縄に長期ステイ出来そうな宿泊価格です。
ボックス(って何でしょう~?)だと、10日居ても15000円!20日居たら30000円!
え~い!一ヶ月ここで暮らしましょうか?!45000円の宿泊費です!

友人Aの沖縄駐在時代、職場の同僚で才色兼備のMさんですが、
宜野湾の前原新町を、女1人で取材して、置屋から石が飛んで来たと、
沖縄に遊びに来た私たちに、友人Aは忠告をしてくれました。
忠告しないと、どこでも私が行ってしまうと思ったのかもしれません。
乾ききった風俗街の新宿歌舞伎町で、石が飛んで来ることはありませんが、
沖縄には、湿り気がある日陰が残っているという話です。
そういえば、ソウルの梨泰院のトランスジェンダー通りで、
私はレースのカーテン越しに罵声を浴びました。ブログには書いていませんが。
宜野湾の前原新町は、街の清浄化が進み、置屋は消えたそうです。
ある意味、昭和の匂いが消えて寂しいような気持ちもしますが・・・
薄暗く輝く桃色の灯りは、そんなこと思い出します。

観光客が1度は歩く「牧志公設市場」も好きですが、こちら「栄町市場」は、
昼間は市場の賑わいが、夜は飲屋街と変わります。

そして、夜になるとネオンが灯る、呑み屋も食堂も、市場から食材は仕入れ、
そのせいか?手頃な値段で酒が飲め、食事が楽しめる那覇の街の人気スポット。

とは言っても、昔ながらのマチグヮー(市場)の夜の路地の雰囲気には、
少々、物怖じしてしまいそうですが・・・その陰影がゾクゾクとして面白いのです・・・。

私が、ここ栄町を初めて訪ねたのは、超有名店「うりずん」で食事をするため。
驚きましたね。「うりずん」の情報しか持っていなかったので、まさか栄町が、
こんな場所だとは知らず、とても驚いたことを覚えています。

昔ながらの栄町市場に、近年若い人が集まり、賑やかになったのは、
「栄町ボトルネック」の開業が大きいと聞きます。
一度、友人の宮城さんと、店に来たような記憶ですが、よく覚えていません。
あの時、酔っ払って立ち寄ったような曖昧な記憶なんですが、宮城さん、ここでした?

昭和の雰囲気を残す「栄町ボトルネック」のオーナー、
知念保さんは、ブルースシンガー。

う~ん、ここ「栄町ボトルネック」で、投げ銭ライブを聴くのもいいかも。
栄町のブルースな夜です。しびれそう~♪

栄町市場が生まれたのは、終戦まもない1949年(昭和24年)。
戦前、この場所には、ひめゆり学徒隊で知られる、沖縄の名門校、
沖縄県師範学校女子部と沖縄県立第一高等女子学校がありました。
ひめゆり学徒隊とは、あの「ひめゆりの塔」で知られる、
沖縄戦において看護班として戦線に送り出された女子学生。

学徒隊が軍の看護要員として動員されて間もなく、
この地にあった校舎は空爆により焼失します。
校舎跡地は、米軍の露天倉庫やごみ捨て場となりましたが、
解放後、市場が生まれ、再び地域が栄えますようにとの願いを込めて、
「栄町市場」と命名されたそうです。

バブル期には、ここ「栄町市場」も再開発への気運が高まったそうですが、
幸か不幸か、結局は取り残され、終戦直後の時代の雰囲気が残りました。
その結果、街の魅力として、この佇まいが活かされ、
市場にも活気が戻ってきたという話。
新しい街は作れても、古い街は残さないと、新しくは作れませんから・・・。

安里駅から出発して、「栄町市場」の西口まで散策しました。
さて、どこかで沖縄の夜、最後の最後、いっぱい飲みますか。
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Comment
アミューズメントパークみたいな印象でした。
昭和時代の風情漂う色町です(ちなみに利用したことはありませんが)。
ひめゆり部隊の話を学生の頃聴きました。忘れられない内容ですが、いまではそれを思い起こさせるようなものが無いのが悲しいですね。
すみません。リコメが遅くなりました。
旅先では、落ち着いて書けないタイプなもので(^_^;)
韓国と沖縄の色町って、昭和のブルースみたいです・・・湿り気があって。
私もまさか、栄町が、あの、ひめゆり学徒隊として知られる学校の跡地とは知らず、
呑気にお酒を飲んでいました。知れば知るほど、沖縄は深い場所です。
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