ワッタカッタ!さんのBLOG

水平視点の韓国ウォッチと大好きな旅行の記録 ときどきぼやきも・・・
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新羅人の理想郷~慶州の仏国寺で仏の世界を歩きました!

歴史上初めて、朝鮮半島を統一し、栄華を極めた新羅は、
仏教を国教としていたため、王都だった慶州には、
数多くの仏教遺跡が、市内の至る所に点在しています。

その象徴と言えるのが、世界遺産にも登録された、
吐含山(トハムサン)にある石窟庵と仏国寺。



先に石窟庵を見学した私たちは、次は仏国寺へとバスで参りました。

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ところで普段、韓国旅行は、旅友さんと思いつくがまま気ままに、
歩いておりますが、歴史上重要な場所は、ガイドさんと一緒に歩いた方が、
その土地を、より知ることが出来ます。

通常2日がかりで見学する慶州のコースを、私たちは1日で見終わったと、
ガイドさんがおっしゃる通り、見学の効率がとても良いのもツアーの魅力。

個人による自由旅行も楽しいですが、歴史の要所である慶州などは、
現地を知る腕利きのガイドさんと一緒のツアーで、見学・観光するのも、
たまにはいいかなあ~と、今回のFAMツアーで私は感じました。

そうはいっても、慶州を代表する仏国寺を個人旅行で訪ねる方も、
当ブログの読者の方には多いのではないでしょうか~。

そこはしっかり、ガイドさんと歩くと、この広い仏国寺を、
どういったルートで歩いたか分かるように、ここブログに残しておきます。
いつか旅友さんと訪ねる日、忘れないようにとの備忘録でもありますが。

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仏国寺は、お寺さんの名前が示す通り、釈迦の世界である「仏国土(彼岸)」、
つまり「極楽浄土」の世界を、現世に具象化した寺院となっております。

伽藍は大きく3つ、大雄殿、毘盧殿、極楽殿に分かれており、
それぞれに、釈迦牟尼仏の「娑婆世界」、毘盧舍那仏の「蓮花世界」、
阿弥陀仏の「極楽世界」、という仏教浄土の世界観を現し、
そして蓮華橋、七宝橋、青雲橋、白雲橋の橋が、外界とをつないでいます。

統一新羅において、人心を掌握するため重要な役割をも果たした仏教。
仏国寺は、新羅人の理想郷であり、信仰の拠り所でもあった場所です。

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私たちも、「極楽浄土」へ向かって、一歩一歩、歩いて行きます。

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天王門の前に立ち、代わる代わる写真を撮る私たちを、
四天王は、極楽浄土へ、通してくれるのでしょうか~。

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韓国の四天王は、どこも優しいお顔。
持国天、増長天、広目天、多聞天の4人の守護神をさす、四天王は、
もともとは、古代インドの神だそうです。
ペ・ヨンジュン、チャン・ドンゴン、イ・ビョンホン、ウォンビンのことではありません。
あしからず。

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♪아~신라의 밤이여 (あ~ しるら~え ぱ~み~よ~)

紫霞門(ジャハムン)が見えてきました~!!

いよいよ修学旅行は、決戦の時を迎え、気持ちが最高潮に!!
意味不明な方は、ここを読んでください。 ⇒ 

仏国寺は、751年に新羅の宰相、金大城によって建立されましたが、
その後の李氏朝鮮時代(1392~1910年)に入ると、儒教が国教となり、
一転して仏教は弾圧され、仏教文化は長く冬の時代に入ります。

最盛期には1万以上あったと言われる寺院の多くは破壊され、
一部の寺院は存続を許されましたが、そこに、仏国寺の名前はなく、
荒廃が続いたと考えられます。

ガイドさんは、壬辰倭乱、加藤清正によって消失したと解説されましたが、
韓国の仏教弾圧の歴史を知ると、それだけの理由ではないように
私は思います(歴史認識は諸説あります)。

さて伽藍全体は消失し、現在の仏国寺の姿は、1972年に復元したものですが、
釈迦塔と多宝塔のみが新羅時代のものとして残りました。

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大雄殿(彼岸世界)に通じる紫霞門に掛かる石橋は
751年の創建時より存在している遺構と伝えられています。

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正面から見て右側の橋、上段の16段が白雲橋、下段の17段が青雲橋で、
合わせて33段。仏教では「33」は「未だ仏の境地に達せず」という意味。

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紫霞門の左右には回廊があり、鐘を吊るした帆影楼です。

韓国映画「新羅の月夜」のオープニングテーマ曲に流れる曲の歌詞、
「仏国寺の鐘の音…」というフレーズがありますが、まさにこれ!
ここから響く鐘の音です。

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そして左側の安養門に向かう石橋は、上段が七宝橋、下段が蓮華橋で、
極楽世界への悟りを開いた者だけが利用できる橋だそうです。

「へぇ~」と、口を開けて感心する私、これで見学は終了し昼食かと、
思いましたが、これから中に入って、伽藍を見学します。

「ええっ!?」私たちは、この橋を渡れるのでしょうか~!!

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迂闊にも、仏国寺は、観光ガイドや資料で見る紫霞門しか頭にはなく、
これだけ広い、お寺さんとは、まったく知りませんでした。

私たちは、多宝塔の右サイドにある、通用口(?)から大雄殿の前に入りました。
写真の地図で説明すると⑦あたりから、極楽浄土へは入っていけます。

私たちの境内の見学のコースを以下まとめておくと・・・

紫霞門と安養門と、それぞれにかかる4つの石橋、
青雲橋・白雲橋と蓮華橋・七宝橋を鑑賞したのち、中へ。

多宝塔と、予定の釈迦塔は現在工事中のため見学不可。
私は回廊から紫霞門に出て、そこから見える外界の景色も見物。

大雄殿の仏さまを拝み、後方の無説殿へ移動。
ここから極楽殿エリアの極楽世界が見えますが、そこには行かず、
先ず階段を上り観音殿へ。さらに左に並ぶ毘盧殿にスライドし、
遺構を見学してから、最後、極楽殿に到着するコース。
そして紫霞門と安養門の前まで戻りました。

写真を撮りながら説明を聞きながら歩くので、1時間弱は所要しました。

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多宝塔の高さは10,4m。10ウォンコインに描かれているこちらの塔は、
新羅の月夜(Kick the moon)の予告編では、グルグル高速回転してます。
仏国寺の新羅時代から残る、数少ない遺跡を回すセンスに笑いはしますが、
バチが当たらないか、どこかしら心配にもなります。

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大雄殿とは、中国および朝鮮の禅宗系寺院での本堂の呼称。

仏国寺は、韓国仏教界の最大勢力である曹渓宗、
大韓仏教曹渓宗に属している禅宗系の寺院です。

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お寺の中心となる大雄殿には、釈迦牟尼如来仏が祀ってあります。

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私的には、右端の僧侶の像が気になるところ。

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東の多宝塔と対象に位置している釈迦塔は、修理中となっていました。
釈迦塔は、新羅時代の典型的な三重の石塔で、
多宝塔と同じく、新羅の時代から残るものだそうです。

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そして韓国のお寺に、必ずある4つのものの2つです。

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写真の木魚(ムゴ:목어)と雲板(ウンパン:운판)
残りの2つは、写真はお借りしました。

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梵鐘(ポムジョン:범종)

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梵鼓(ポムゴ:범고)

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仏国寺の境内を囲むように回廊が続いています。
ここからは、外に出られるようです。

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何気なく人の後について出てみれば、おやおやの景観。
先ほど、見上げていた寺の正面を見下ろす景色でした。

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上下左右を見渡して、急いでツアーメンバーのもとへ走りました。

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大雄殿の裏手の周り、無説殿へ。
ここは僧侶が説法する場所でしたが、仏教経典を講義する
講堂としても使われているそうです。

ちなみに無説とは、仏の教えの真意を、
言語として表すのは無理であるという意味らしい~。

とれも私には難しい話。
説法とは?講義とは?言葉にするには無理!?

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無説殿の周囲にも、絵葉書になりそうな景観の回廊が長く続きます。

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扉が開いていたら、のぞきたくなる私。

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ここは?あれ~どこだろう~?そこは極楽殿でしたが、
もう少し先を見学してから、極楽殿へは来ます。

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朝から、さんざん歩いて、この急な階段です。ちょっとここでため息。

無説殿の裏手から観音殿に上る階段は、補陀洛迦山に渡っていく
という意味で、洛伽橋(ナッカキョ)と呼ぶそうです。

ここにガイドさんが、私たちを案内する「意味」がありました。

高い位置にあるのは、南海の果てにあるという観音様の浄土、
補陀洛迦山を表したものだそうです。

そうそう簡単には、極楽浄土へは行けません・・・。

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やれやれ観音殿に到着したばい。

観音殿には、衆生を救済する慈悲の菩薩である観音菩薩が、
祀られています。

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記事の冒頭に、仏国寺は、お寺さんの名前、名称が示す通り、
釈迦の世界である「仏国土(彼岸)」、 つまり「極楽浄土」の世界を、
現世に具象化した寺院となっております。と、紹介しましたが、
ここまで、私たちが仏国寺境内を歩いた軌跡、写真とともに綴り、
なるほど~と、少し分かっていただけたら、私はベリーベリーハッピーです。

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無説殿の裏手、観音殿と並ぶようにしてあるのが毘盧殿。
この門をくぐります。

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毘盧殿は、毘盧遮那仏を祀った場所。
華厳経の思想によると、毘盧遮那仏はすべての本体つまり真理の体。
太陽、光明の象徴で、最も高い境地の仏さまだそうです。

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こんなブログですが、仏様について少し真面目に考えていたせいか、
少し、少しだけですが、不浄なブログも、清らかなブログになってきたような・・・?

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ブロガー7人が熱心に見ているのは、遺構。
仏国寺は、歩いて広い境内だと感じましたが、復元されたのは一部。
最盛期には、現在の10倍近い広さがあったそうです。

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そして私たちが最後に見学したのが、極楽殿。

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悟りを開いたものだけが渡れる橋、蓮華橋と七宝橋につながる安養門。
安養門を抜けると、そこは極楽浄土の領域で、極楽殿があります。

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ここには、極楽浄土を開いた阿弥陀如来を奉っています。

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仏の世界の話が、つながったでしょうか~。

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韓国では、豚は縁起物。しかし牙が、鋭すぎやしませんか~。

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スリスリスリスリ・・・
ソウル大学に合格しますように・・・財閥企業に就職できますように・・・
スリスリスリスリ・・・いっぱいお金が、儲かりますように・・・

あわれな欲深い人間を、お許し下さいませ・・・

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極楽殿を抜けて外に出ると、緩い下り坂。
この坂道、傾斜に合わせて組まれた石垣が目を引きます。
これも新羅時代に積まれた石。石窟庵の石のドーム同様、
新羅時代の人の、建築の技術力の高さが分かるそうです。

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♪아~신라의 밤이여 (あ~ しるら~え ぱ~み~よ~)
感無量でした。

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仏国寺、一緒に歩いた気持ちになっていただけたら幸いです。

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では、お次は、精進料理を食べに行きます!


☆仏国寺(불국사 )
住所:慶州市進峴洞15(경상북도 경주시 진현동 15 )  
TEL:054-746-9913

佛國寺(プルグクサ:불국사)ホームページ
http://www.bulguksa.or.kr/




〈 取材協力:日本空港ビルデング(株) ♡ 韓国空港公社






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Comment

仏の教え
その内容を文字通り本当に理解、納得すると「悟り」を開くことになりますね。
そうすると人の姿はしていても、仏様ですね。
二度と人間世界にはうまれてこなくなるという・・・
そう考えると悟りを開くのも考え物?
2015.12.24Thu 00:33 ≫ 編集
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015.12.25Fri 06:54 ≫ 編集
Re: cdaさんへ
cdaさんへ
たまには、仏様、宗教観について考えてみるのもいいかもと、
思いました^^
2015.12.26Sat 10:55 ≫ 編集
Re: コメントいただいた方へ
コメントいただいた方へ
そうそう同じ仏教ですが、韓国と日本の寺院では、雰囲気が違います。
ソウルに暮らしていた時代、懇意にさせていただいたお坊さん、
スニムが、奈良の有名なお寺に行ってきて、
日本の寺は暗いと言ったことが忘れられません。
そして日本のお坊さんが、偉そうなことにも憤慨してました(^_^;)
2015.12.26Sat 11:03 ≫ 編集
描写が精細
さすがです!!
もうガイドブックの説明を超えています(^^)
ワッタカッタさんがいつも遅れて
はぐれないか心配していましたが
このような力作の写真を撮っていたんですね
さすがです!!

2015.12.29Tue 20:20 ≫ 編集
Re: 豊年満作さんへ
豊年満作さんへ
慶州観光は楽しみにしてましたから、仏国寺の記事を書いている間、
とても幸せな時間でした。自分自身、仏国寺のあれこれが分かっていくのが楽しくて。
ご心配かけてすみません。記録として、あれこれ撮っていました(^_^;)
2015.12.30Wed 09:17 ≫ 編集

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