ワッタカッタ!さんのBLOG

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商売熱心な精進料理屋には事情があった!ヘヨン和尚が運営する慶州の香積院(ヒャンチョグォン)

慶州市は、韓国の慶尚北道の工業都市、浦項(ポハン)市と、
蔚山(ウルサン)広域市の中間に位置しています。

大韓民国の歴史文化都市とか、屋根のない博物館とか称されますが、
市街地から外れると、柿の木には柿の実がつく、韓国の地方都市。

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12月初旬の慶州。

これが韓国の魅力。広報される記事や旅行資料に心躍り訪ねても、
観光すべき場所から少し外れると、普通の田舎です。

ヒャンチョグォン3744

世界遺産都市を訪ねたついで、柿の木に登りにきたわけではありません。
これから韓国の精進料理を昼食にいただきます。

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精進料理屋もご商売。利益を出さないと、ご商売にはなりません。
実は、店に入り、物販品が多く目に付き、精進料理をお出しになる店にしては、
ずいぶんと、ご商売熱心なことと、少しばかり私は違和感を感じていました。

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写真の右の女性は、駐車場や店に置いてあったチラシのスニムと
同一人物で、香積院(ヒャンチョグォン)のオーナー、ヘヨン和尚。

左は血縁関係のない息子さんのソンジェ君。
生まれながらの聴覚障害2級の彼が飲んだくれの父親の元で育てられていたのを
不憫に思ったヘヨン和尚は、彼を養子に迎え仏教関係の大学にも通わせ、
今では1番弟子のような存在になったということ。



ガイドさんによれば、慶州市内には、精進料理を出す有名な店が2つあり、
その1つが、ここ香積院(ヒャンチョグォン)という説明でした。

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朝からたっぷり歩き、お腹は減っています。

実はソウルで食べた精進料理が・・・で、精進料理ですから、そういうものかな・・・と、
思っておりましたが、良い意味で期待を裏切る、お料理でした。

ソウルのあの店の味は、ソウルのスニムたちが首を振りますから・・・

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客室は、個室も用意され・・・

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丸テーブルがあったり・・・

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奥には団体も入るスペースも。到着した私たちのために配膳が始まっていました。

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これは中国の茶器でしょうか~。大胆にも飾り棚が壁に掛かってます・・・。

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店の入口の電光看板には、驚きましたが、店全体は落ち着いています。

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趣味の器の収集ではありません。

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韓国の陶器。

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馬にまたがる兵士。騎馬人物形角杯を模して作ったこれは酒器でしょうか~。
実はこれ欲しかったのです。家のモノは減らし中なので、諦めましたが、
やっぱりなんて、今更ながら思います。

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商売熱心な精進料理屋の話をすると、オルネリョ!さんが調査をしてくれ、
ヘヨン和尚がご商売に熱心なことには理由があり、店の裏手を見逃しましたが、
そこが、いわゆる駆け込み寺になっているそうです。

もともと田舎味噌を、障害者と一緒に手作りする活動をしていたヘヨン和尚。
慈雲寺(チャウンサ)へやって来てから、活動がいっそう熱心になりました。

慈雲寺の隣りで、以前から営業していた焼肉屋のご主人が、
和尚に店舗を譲ってくれ、精進料理屋を開業。そして各種調味料、
チャンアチなどを、恵まれない人々と一緒に作って販売をしています。

困っている人を助けるためには資金が必要。そういうことだったみたい。
息子として育てたソンジェ君も、そのお一人だそうです。

事前に事情が分かっていれば、味噌やお茶、馬にまたがる兵士の置物も、
ワッタカッタ!さん、買ったのに~と、後悔する私でした。



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さて、美味しかった精進料理のご紹介です。

食事は、蓮(れんこん)の実のお粥から始まりました。
れんこんは煮物にすると、トロっと粘りますが、私お粥を口にするのは初めて。
これは、つかみはOKです。れんこんの実のお粥さん、粘りがあって、
とても優しい味。


「香積院」とは、仏様に捧げる飲食を作る、供養間(공양간)、
つまり、お寺の台所を意味する言葉とのこと。

香積院(ヒャンチョグォン)では、全ての材料が野菜中心の、
“香” “積” “院”の3種のコース料理を用意されています。

私たちは“積”のコースをいただきました。
コース料理については、しゃかしゃかさんが詳しくアップしてます。
(しゃかしゃかさんをクリックするとリンクしてます)

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蓮の葉に乗った仏さんの気分満喫のサラダ。さっぱり甘くないドレッシングで。

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そば粉を溶いて焼いた皮に、野菜を乗せ、ソースをつけていただきました。

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韓国の精進料理に形式があるのかどうか知りませんが、
こちら香積院(ヒャンチョグォン)では、素材こそ、お野菜や大豆で献立され、
ニンニクや唐辛子、ニラなどの香辛野菜は使われておりませんが、
どちらかというと、自由な発想で、宮中料理などの様式も取り入れた
精進料理のように感じました。ハナから無いと思っていましたが、マッコリも飲めます。

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茄子(カジ:가지)と南瓜(タンホバク:단호박)の焼き物。
少し甘いソースはエゴマベースかな?

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これは四川料理をイメージした精進料理でしょうか~。
野菜やキノコの酢豚(タンスユク)に、パリパリのおこげがトッピング。
甘酢がしみたおこげも、これまた美味しかったです。

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彩の美しさと、あしらいの可愛さに、皆んなで喜んだひと皿。

ただ何を食べているのか、野菜以外の素材が分かりません。
精進料理を食べているのに、私は挽肉だと言うし・・・

ハンバーグのように見えるものと、かまぼこみたいなものは、
コンコギ(大豆で作った肉:콩고기)に、
コンヘム(大豆で作ったハム:콩햄)と、いうそうです。

また他にもコンステイク(大豆のステーキ:콩스테이크)も、
メニューにはあるようです。料理の腕が良いのか、挽肉やハムのような食感。

輪切りのパプリカは、キノコのタンスユクのソースで食べると美味しかったです。

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試しに食べた飾りのミニりんごも、甘くてしっかりりんごの味にびっくり。

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最後は、ヨンコッ(蓮の花:연꽃)が描かれた丸盆に乗って、
ご飯のお供セットが運ばれてきました~。

これがですね~精進料理というだけにあって精進された心の味。
どれも手抜きなしの味で、1つ1つを舐めるようにいただきました。

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これはもう~蓮づくしです。

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自家製の味噌が美味しいのか、テンジャンチゲが美味しかった~!!

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蓮の葉の包みご飯を前にして、仏様の慈悲を感じます。
がんばっていろいろと調整して、慶州に来られて良かったです。
いつもながらの愉快なメンバーと一緒に、食事ができる幸せ。

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料理好きの主婦としては、どうやって蓮の葉で包むのか、記録もします。

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日本の蓮でも、同様に蓮の葉の包みご飯が作れるのでしょうか~。
先ず、蓮の葉がスーパーには売っていません。
こっそり上野の不忍池から、2~3枚、蓮の葉を失敬したら、怒られるかな?

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蓮の葉で包むと、ご飯から、こんな芳しい香りが立つのですね~。
例えようがないので、蓮の葉の香りとしか、私には表せませんが、
ご飯の食感も良いし、味も良いし、何より、この香り、気に入りました。

上野の不忍の池の蓮の葉で包んでも、こんな香りが立つのかしら~?

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スジョンガと、野菜のチップで、コース料理が終わりました。

精進料理は、お腹がいっぱいにならないイメージですが、
適度に油を使った料理だったせいか、お腹は大満足しました。

何より、口に入れるもので、身体が浄化されていく感じがして、
とても良かったです。

香り1

香積院のネームカードの裏には、店舗で販売されている、
調味料、チャンアチ、お茶、陶磁器などの案内があります。

チャンアチについては、ご飯のお供として食事に出ますので、
口に合えば、お土産として買って帰ることもできます。
私は、梅の実のチャンアチが、とても美味しく感じました。

売上が、困っている人の自立への資金となっています。




☆香積院 寺刹飮食店 (향적원 사찰음식점)

ブッ国1

所在地:경상북도(慶尙北道) 경주시(慶州市) 마동(馬洞) 953-38
営業時間:11:00~20:00
TEL:054-775-0014
交通:東海南部線「佛國寺驛」から1.3km、徒歩21分
店のお向かいには「國立慶州文化財硏究所 出土遺物保管センター」、
手前には「慈雲寺」があります。

ホームページ http://hyangjukwon.co.kr/


〈 取材協力:日本空港ビルデング(株) ♡ 韓国空港公社






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2015.12.25Fri 07:06 ≫ 編集
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2015.12.25Fri 22:55 ≫ 編集
Re: コメントいただいた方へ
コメントいただいた方へ
カンが冴えていますね(^_^;)
韓国のお寺さんにも、いろいろ精進料理があるようです。
私は静山(キム・ソヨン)さんが書かれた
精進料理について書物を韓国で買って持っているのですが・・・
こちらのお店は、大胆にいろいろなアレンジが入っているように思いました。

2015.12.26Sat 11:12 ≫ 編集
Re:cdaさんへ
cdaさんへ
信仰で救えるのは心だけで、実際はお金が必要という現実ですかね(^_^;)
2015.12.26Sat 11:22 ≫ 編集

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