NHKの朝ドラ「あさが来た」が残り3週となり、終盤が楽しみな気持ち半分、
ドラマが終わってしまうのが寂しくなりつつある朝を、ここ数日過ごしております。
ドラマが始まった当初から見所満載で、NHK大阪制作の朝ドラは面白いと、
私も夢中になって見ているファンの一人ですが、中でも私が注目したのは、
三味線のお師匠さんが営むカフェ「晴花亭」で、使われているティーカップ。
最初、モダンなカフェ「晴花亭」で主人公のあさが持つカップを見て、『もしや!?』と、
思わずわが家の食器棚に並ぶ、ニッコー社製のティーカップを確認しました。
そう~朝ドラ「あさが来た」で使用されていたカップは、
間違いなく1908年創業のニッコー社製の「山水」シリーズ。
ドラマでは、いろいろなタイプのカップが用意されているようですが、
最初、テレビの画面に大写しになったのは、山水シリーズのこのタイプだったと思います。
カップの底の絵柄
受け皿ともに、精工で緻密な図柄。
ニッコーの食器に刻印されるダブルフェニックス。
1915年から製造が始まった「山水」シリーズは、今尚、愛されているデザイン。
「山水」シリーズに描かれている、中国の悲恋物語を描いた「ウィローパターン」は
英国で誕生しヨーロッパで大流行。大正、昭和期には、日本の陶磁器製造会社が
欧米向けに大量に輸出していましたが、現在日本で製造しているのはNIKKOだけ。
こちらは、どっしりとした感じのマグタイプの山水シリーズの1つ。
ニッコーを代表する山水シリーズは、創業まもない1915年に生産開始。
大正時代から昭和、そして平成へと時代とともに歩んで来た歴史があります。
それはあさが、幕末、京都の豪商の家に生まれ、明治、大正と
実業家として歩き始めたファーストペンギンの勇気と、
昭和を経て今、平成の時代になっても残る、女子教育への希望とが重なり、
カップはドラマの脇を飾る小道具として輝きを放っているようにも見えます。
ドラマの最終回は、このカップにお茶を入れて見させていただこうかしら・・・。
ロゴは創業開始以来、何回か変わっています。
まだ他にも我家の食器棚にあるのは・・・
1957年の発売以来、ニッコー社のロングセラー。Ming Tree(ミングトゥリー)シリーズ。
ペルシャ・インドやアジア各地で生まれ、ヨーロッパにも伝わった普遍的な図案で、
「豊穣」「健康」「繁栄」の歓びを表しているそうです。
オルネリョ!さんは、今でも、朝ごはんの目玉焼きはこの皿を使っています。
そしてこれは、世田谷の某所、お年寄りがボランティアで始めたリサイクルショップですが、
私が最近みつけた、ニッコー社の昭和レトロな食器。1枚250円でした。
みつけたときは、どう見ても、これは250円じゃないよね~と、ネット検索すると、
中古の品で2500円前後で取引されていました。傷や汚れも無いしと2枚500円で購入。
この先、趣味のモノは持たない、買わないようにはしています。
厳選したお気に入りノモノだけに囲まれて暮らしていく覚悟なんですが・・・
まだまだ細々したモノ、捨てられないモノは部屋中にあります。
追記:午後、再放送をチェック!!やっぱり間違いなかった!!
ニッコーの山水です^^
発売100周年『山水』 ~世界が愛した物語~ 日本女子大学成瀬記念館で開催中!
朝ドラ「あさが来た」のヒロインモデル「広岡浅子展」へ行ってきました♪ ↑
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Comment
自分は母が陶磁器が大好きで私や姉も好きになりました。
特に幼い頃は母が「ノリタケ」の輸出用を収集していて一緒に買いに行っていたものです。
デパートにはないのにノリタケの工場のショップに行くと輸出用が購入できたのです。
今は輸出しているのはNIKKOだけなんですね…
それにしてもどちらも素敵!そんな器で呑むお茶だと優雅なティータイムに
なりそうですね~
「あさが来た」は、お着物を見るのも楽しいし、
そして家の中の調度品も、どんどんモダンになっていき、
それを見るのも楽しみです。
日本の陶磁器文化は素晴らしい。機会があれば、是非、
佐賀の有田に足をお運びください。世界の一流品もですが、
アウトレット商品が、これまた掘り出し物があって、時間がいくらあっても足りません。
最近は、まったく行っていませんが(^_^;)
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