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【韓方ツアー】旧日本軍が満州に進出する際に掘った旧京釜線のトンネルが清道ワイントンネルとして姿を変えました!

清道(チョンド)ワイントンネルと聞いて「何!ワインのトンネル!?」と、
何が韓国に出来たのやら、さっぱり、意味も分からずイメージも出来なかった私。

「清道」と書いて、「チョンド」と読むことすら知りませんでした。
読み方が分からないので「キヨミチがワインね~」なんて旅の行程表を眺めていました。

この、キヨミチではありません、チョンドのワイントンネル、
知れば知るほど、興味深いことばかりです。

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清道ワイントンネルとは、旧:大日本帝国が、1896年に着工し1904(明治37)年11月に完工した、
旧:南省峴(ナムソンヒョン)鉄道トンネルのことで、長さ1.015m、幅4.5m、高さ5.3m。

1904~1937年までは、実際に列車が走り使用されていたそうです。また、完成した当時は
「省峴隧道(センヒョンスド)」と呼ばれ、歴史好きの方には興味津々のトンネル。
※隧道とはトンネルの意味

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日本は、日露戦争開戦に備え、釜山から現在のソウル(当時の京城)を結び、
さらに中国大陸、満州までをつなぐ物資輸送のための鉄道を敷く計画でした。
しかし、蒸気機関車を運行したものの、傾斜が急で運行距離が遠いため、やがて廃線。

参考になるサイト ⇒ 

司馬遼太郎の「坂の上の雲」には書かれていませんが、日露戦争直前には、
朝鮮半島で、このような鉄道事業も日本は行っていたのですね~。

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丸いトンネルの入口上部には「明治三十七年 代天成功」と刻まれています。
遠くからは見えませんが、その左には「陸軍少尉 寺内正毅」とも刻まれています。

日本陸軍少尉、寺内正毅(1852年2月24日~1919年11月3日)とは、
どんな人物だったのでしょう~。(以下ウィキペディアより抜粋)

周防国山口(のちの山口県山口市)の長州藩士、宇多田正輔の三男として生まれます。
陸軍軍人となった寺内正毅は、戊辰戦争に従軍し、箱館五稜郭まで転戦。
そして西南戦争最大の激戦とされた田原坂の戦いで負傷し、右手の自由をなくした彼は、
実戦の指揮から離れ、軍政や軍教育の方面へ進みます。

フランス留学(駐在武官を兼務)後、明治20年(1887年)には、陸軍士官学校長に就任し、
第1次桂内閣(1901年6月2日~1905年12月21日)が成立すると陸軍大臣となり、
日露戦争の勝利に貢献しました。

明治42年(1909年)10月26日のハルビンにおける伊藤博文暗殺後、
第2代韓国統監・曾禰荒助が辞職すると、明治43年(1910年)5月30日、
陸相のまま第3代韓国統監を兼任。

同年8月22日の日韓併合と共に10月1日、朝鮮総督府が設置されると、
引き続き陸相兼任のまま、初代朝鮮総督に就任しました。

陸軍大臣、外務大臣、韓国統監、朝鮮総督をも努め、第18代内閣総理大臣に就任。
その後、大蔵大臣も歴任し、明治44年(1911年)4月には韓国併合の功によって
伯爵を授けられました。



私が感動したのは、そんな経歴、初代朝鮮総督を務めた人物の名前が、石に残っているということ。



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トンネル内部に入ってみましょう~。

トンネルは、一年を通して気温13~15度、湿度60~70度を保ち安定した温度で、
夏はひんやり、冬は暖かく感じるのは、石から成る洞窟と似ています。

このトンネルの構造は、花崗岩と赤煉瓦を3重のアーチ型に積み上げて作る、
組積造(そせきぞう、英: masonry construction)。完工から113年の歳月が流れたのも関わらず、
トンネルの内部状態も大変良好で、明治時代の日本の技術の高さがよくわかる、
鉄道遺跡としても見学できます。

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トンネルの入口手前には、鉄道レールがありました。
トンネル内部まで、鉄道レール、軌道が続くものかと思いましたが、途中で切れています。
中は、歩きやすいように、この先、フラットな状態でした。

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トンネルに入り少し歩くと、ワインのボトルがトンネルの壁面いっぱいに積み上げられています。

そうここは、清道ワイントンネル。
1937年以降、汽車が通らなくなり廃トンネルとなっていましたが、内部の温度が一定であることから、
2006年からワイン熟成貯蔵庫として再利用。またワインを試飲できるカフェや、
芸術鑑賞ができるギャラリーもオープンさせ、観光名所となって、再び活用されるようになっていました。

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こりゃ~初代朝鮮総督の寺内正毅も、天国でたまげているでしょう~。
そしてこのワイントンネルを思いついた社長さん、これが以外と馴染みがある人物で、びっくり!!
その人物詳細については、次回、紹介します^^

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トンネル入口から200mほどのスペースは、ワインの試飲、販売、体験施設として無料開放。

のちほど、清道特産の、청도 반시(淸道 盤柿[チョンド パンシ])を原料とした、
ワインの試飲(有料)を私たちも体験します。

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先ずはお席の予約だけしておきますか・・・

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旧:日本陸軍が作ったトンネルで飲む柿のワイン、これは楽しみ。

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トンネル入口付近は無料開放ですが、ここからは有料、大人1人1.500ウォンです。

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「何だこりゃ~?」

1人1枚、コウモリをデザインしたカードを、ここで受け取ります。入場料に含まれていました。

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ワインボトルからグラスに注がれる光のワイン。とても幻想的で、代わる代わるの撮影スポット。
この先、ずっと、トンネル内部には、いろいろな仕掛けが施され、100年以上も昔に出来たトンネルですが、
見事に生まれ変わっていました。

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オープン当初は、このあたりまでは見学できなかったようですが、
現在は、ワインの長蔵タンクが並ぶ奥まで、有料ですが見学できます。

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こちらは卒業記念のワイン醸造ですかね~。
大人になり同窓会で、卒業した年に仕込んだワインを飲むのも洒落ています。

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しばらく歩くと、何やら、ワインの貯蔵タンクに、キラキラと光る装飾が見えてきました。

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あっこれは!入口でいただいたコウモリのカードです。

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願い事を書いて、そこら中に、止めつけてありました。

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中には、タンクに差し込む人も居るようです。これはすごい!

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私もコウモリさんに、願いを託します。韓国らしい発想です。

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光のオブジェは、まだまだ続きます。

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天井には鳥が飛び交い、足元には、犬や猫の足跡。宙にはロボットまで浮かんで見えます。

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そして下げられた薄い布のスクリーンには、ワイン醸造についての映像が映し出されます。
そこをくぐり先に進むと・・・

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そこはギャラリーとなっていました。

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32人のアーティストによる企画展でしょうか~。

ここ、このキヨミチではなく、清道ワイントンネルですが、1時間の見学時間では足りないくらいです。
ワインの試飲もする予定ならば、2時間くらいの滞在時間は必要かもしれません。

そしていよいよ行き着く先には・・・

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黄金バッドだ~!

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黄金バッドの親分が、数千羽におよぶ子分を従え、私を見下ろしています♪
その背後、天井は、100年以上も昔に積み上げられたレンガです。すごいコラボ!

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願いが書かれた黄金バッドのカードが鈴なり。鈴なりという表現が適切なのか?
コウモリのカードのアコーディオンカーテンが、この先続きます。

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田舎の山にある、暗いトンネルでゴールドに輝くコウモリ。これはなかなかのものでした。

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気になるでしょっ。このワイン蔵、清道ワイントンネルを運営している社長さん。
すごく気になり、調査しました。そのお話は次回。

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そしてトンネルの終点には、ゆらゆら揺れそうな幻想的な光りの花畑。

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廃トンネルが、日露戦争という言葉も遠く、100年の月日を超えて、
韓国の人の手で、素敵な光りのトンネルに姿を変えていました。

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しばらく眺めて、引き返します。

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帰りは、黄金バッドの後ろ姿が、どんどん大きくなって近づいて来ます。

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それでは、お楽しみ、お次は柿のワインの試飲です。




☆清道ワイントンネル(청도 와인터널)
住所:慶尚北道 青道郡 華陽邑 松金キル100
(경상북도 청도군 화양읍 송금길 100)
ワイントンネルTEL:054-371-1904
本社TEL:054-371-1100

営業時間 :平日・祝日9:30~20:00 土日9:30~21:00
※ソルラル(旧暦1月1日)&秋夕(旧暦8月15日)当日は13:00オープン

時間がある方は以下のエッセイも読んでみてください。

百年の時を越えて -朝鮮鉄道職員の子孫韓国へ行く-






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