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韓国人気ドラマJTBC『怪力女子の都奉順[ト・ボンスン]』♪CPの制作日記 ~その3~

TEXT BY オルラッタネリョッタ!




これが最後です。



JTBCドラマ『怪力女子の都奉順[ト・ボンスン]』
本当のスーパーウーマンは誰?

by JTBC宋元燮[ソン・ウォンソプ] 2017.03.06 18:30


http://fivecard.joins.com/1354




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ドラマが人気となれば、一番始めに注目を受けるのは役者たち。
中でも、恩恵を受けるのは当然主役級の皆さんです。
しかし、ドラマの真の主役は作家と演出家なのです。
ですので、彼らに関する言及をしないのは、良心の呵責に苛まれることに。
ですので今回、脚本家の白美京[ペク・ミギョン]さんについてお話いたします。

この方に初めてお会いしたのは2014年の夏、
制作会社「夢作所」の柳炳術[ユ・ビョンスル]社長を通じて。
当時無名の制作会社だった柳炳術社長から渡された台本の表紙には、
「愛するウンドン」と書かれていました。
今思えば、「隔世の感」を感じさせます。
(柳炳術社長は今では、「愛するウンドン」「オーマイビーナス」を制作して、
業界では第一線の制作会社に成長しています)

正直言って、タイトルだけでは、全くその台本に惹かれませんでした。
ですが、台本を1枚、1枚めくりながら、「あらら、これチョットいいんじゃない?」
との思いに身震いする感覚がありました。
内容はご存知のとおり、とても平凡な内容です。
幼い時代に高校生「賢秀[ヒョンス]」と小学生「恩東[ウンドン]」が運命みたいに出会い、
互いに愛を感じるが、一旦それだけで、縁は切れてしまう。
その後、成人になった「賢秀」は「恩浩[ウノ]」に名前を変えてトップスターに。
(事実、有名になろうとしたのは「恩東」を見つけやすくするためだった)
「恩東」を探すため、自身の日記風自叙伝を出版します。
「賢秀」が口述する内容を整理して一冊の本にしてくれる
作家として「静恩[チョンウン]」が選ばれましたよね。




은동21


ドラマをご覧になられた方はお分かりですよね。
「静恩[チョンウン]」がまさに若い頃の「恩東」で、
何か事情があって、「賢秀」を本当は「恩浩」であることがわからないのだと、
十分に想像はできますよね。ま、内容はありきたりですけどね。

しかし、「愛するウンドン」は違っていました。
どこかで見たようなストーリーだけど、
登場人物はどこかからコピーしたような人物ではありませんでした。
時にはのどかで、時には赤裸々な感情の爆発があったり、
「賢秀」と「恩東」が突然生き別れになる場面では胸が締め付けられたり、
意地っ張りで頑固だけど、
純粋な大人になった「恩浩」の姿に微笑ましく思えたり・・・
兎にも角にも、脚本に力がありました。




은동54


当時ドラマの編成に向けた会議をする時、僕がした話は今も覚えています。
「僕はちょっと頭がおかしくなったみたいです。
全く僕の趣味ではないストーリーなんだけど、とにかく面白いんです。」
だけど、皆に脚本を見せたら、
おかしくなっていたのは自分だけでないことが分かりました。
早く何とか、この脚本をドラマ化しようということになり、
あの時から、「この本書いたの一体誰なの?」と局内で話題になり、
調べてみたら、新人の脚本家だったので、みんなで驚いたことを覚えています。

大邱出身。かつて英語塾を経営。
「SBS脚本コンテスト」で短編ドラマ『江口[カング]物語』が当選して、
SBSでOAされた実績があって、
当時、某放送局の脚本コンテストで、最終候補に残っていることを知りました。
その作品のタイトルを知って、またもや驚いてしまいました。
だって、その作品って、「JTBC脚本コンテスト」で受賞内定作として
選ばれていたから。(まだ世間に公表していないので、タイトルは言えません)

多くの放送局が似たような時期に「脚本コンテスト」すれば、
応募者は同じ作品をいろんな放送局に送ります。
受賞する確率は各局ともに相当低いので、
当たればラッキーと応募する側は思うからです。
ところがです。複数の放送局で、一つの作品が入選する事はほぼほぼありません。
応募作品数は半端なく多く、審査委員の趣味も様々ですので。
だから、彼女の作品が同時に2局で入選するかもしれないという話はスゴすぎ。
JTBCよりも、もうひとつの放送局の入選作発表が時期的に早いこともあって、
白美京さんの台本はアチラの放送局の受賞作になりました。
(業界の慣例上、JTBCは彼女の作品を審査対象から除外しました)




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ここで、若干のジレンマが生じました。
アチラの放送局で、白美京さんの台本をベースに
ミニシリーズとしてドラマをすぐに制作したいという提案があったとのこと。
僕らサイドは、李泰坤[イ・テゴン]監督が演出を担当して、
「愛するウンドン」の制作が進行中の時期だったので、困った状況になりました。

しかし、僕らは白美京さんの義理堅さを初めて感じることになるのです。
「スミマセンが、JTBCとはすでにドラマの制作を始めた私の脚本があります。
その作品をまずは優先したいと思います。
ですので、今回の私の入選はキャンセルされても甘受いたします。」
と先方へきっぱり言ってくれました。
新人作家としたら、なかなかの難しい決断だったと思います。
業界の人たちなら、皆同じ感想を持つと思います。
結局、先方の放送局は、「必ず入選作はドラマ化する」を条件に、
彼女の入選を取り消したりはしませんでした。

そんな事情があって、「愛するウンドン」は世に出ました。
視聴率はそれほど高くはなかったけど、話題性だけは相当でした。
一般の視聴者は主人公まず目が行くのが普通。
作家や演出に関心が向けられる事例は相当、異例的だけど、
業界では、「このドラマの作家は一体誰?」という関心が尋常ではなかったです。
当時、新人作家としては破格の高待遇で、再契約がJTBCと結ばれました。
「成績は満足できるものではなかったが、JTBCでデビューできたことは忘れません。
早い時期にこのご恩に報います」当時の彼女のコメントです。




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で、その日は思ったよりも早くやってきました。
2016年の初期、白美京さんは再び一編の台本を渡してくださいました。
韓国スタイルのワンダーウーマンが登場するこのドラマの台本です。

大多数の脚本家はそれぞれの得意分野があります。
ロマンティックコメディー、スリラー、成人用メロドラマ、
ヒューマンドラマ、ファンタジー等・・・
大概、ひとつのジャンルに飛びぬけた方は別のジャンルではダメってケースが普通です。
しかし、『怪力女子の都奉順』を見て、一番驚かされるのは、
ジャンルを縦横無尽に往来するという点。
ひとつのドラマでロマンティックコメディー&スリラー&ファンタジーが、
違和感なく共存しているんです。
2つならまだわかるんですけど、3つのジャンルがこれほど仲良く
同居しているドラマなんて、簡単にはできませんよ。




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公開できる話がこの程度というだけで、実際は言いたいことはもっとあります。
『怪力女子の都奉順』のスリラー部分って、実はドラマ「シグナル」風の本格ミステリーなんです。
大御所作家の中でも、これほど複数のジャンルにまたがって、その才能を
余すとこなく示してくれる作家さんはそう多くはありません。

そして、何よりも人間的な魅力を持ってる方という話を省略したらいけませんが、
いくらこのブログが私的なものとは言え、全部吐き出してしまったら、
問題も起きてしまいます。
この1年、『怪力女子の都奉順』の制作期間が伸びていく間にも、
6月にJTBCでOA予定のドラマ『品位ある彼女』の20話分の原稿を
すべて書き上げてしまった彼女の執筆力は想像を超越したものです。

この2つの作品でこれほどの話題の中心に立てることも難しいけど、
正直、僕はこれらが彼女の代表作になるとは思いません。
間違って彼女にこんな話をしたら、彼女はこう答えるはずです。
「私には書ける素材が無限大に持ってることは、わかってるわよね!」

『怪力女子の都奉順』の台本の執筆はほぼ終わっています。
そして、台本がすべて書き終わった時には、
恐らく僕は寂しくなるだろうけど、きっと胸がときめくと思います。
僕の想像を超越したどんな原稿ができるか、とても楽しみです




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P.S.
神秘主義の追求する作家さんの希望ですので、彼女の写真はこの場では掲載しません。
恐らく、遠くない将来、どこかの授賞式でお会いできると思います。



以上で~す。



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